「人道研究ジャーナル」創刊号

「人道研究ジャーナル」創刊号 page 142/216

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Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012までの史料が多いのですが、戦後の専門学校、短大、大学に関する資料もあります。史料は、大学が従来保管していたものの他に、卒業生やご親族からの寄贈・寄託によって....

Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012までの史料が多いのですが、戦後の専門学校、短大、大学に関する資料もあります。史料は、大学が従来保管していたものの他に、卒業生やご親族からの寄贈・寄託によって受け入れたもの、古書店から購入したものがあります。また広尾地区の再整備計画に際して、看護大学図書館、幹部看護婦研修所、助産師学校、アンリー・デュナン研究所、日本赤十字社医療センターの他、近年になって閉校した赤十字看護専門学校などから、数多くの文書資料、図書、写真、物品などの譲渡や移管を受けました。その他、日本赤十字社情報プラザ、日本赤十字豊田看護大学をはじめ、日本赤十字社の病院・看護教育施設を対象に所蔵史料調査を行って、関連史料の所蔵場所や保管状況の把握につとめています。2)史料の検索と閲覧現在、史料の保存や利用の観点から電子化をすすめています。公開可能な史料については「日本赤十字看護大学看護歴史研究室」のHP(http://www.redcross-history.org/資料1)のデータベースで、検索、閲覧することができます。現在、検索可能なデータは、主に写真などの画像データを中心とし、1,171件です。データベース上では、高精細の画像を閲覧できますし、紙媒体でも閲覧ができるようにカタログを作成し、日本赤十字社情報プラザや日本赤十字学園の各大学図書館に収めています。電子化やカタログは、閲覧による原史料の傷みを軽減する意味でも大変役立っています。2.所蔵史料の利用について1)史料室史料室は日本赤十字看護大学1号棟一階の中央スペースにあります。史料にとって最適な保存環境をつくるため、免震装置、空気清浄/調湿装置、紫外線ガード、飛散防止蛍光灯等を設置しました。史料は文書、写真、図書、物品に分類し、保管しています。また史料の多様な材質、形態に応じて、害虫駆除や中性紙による破損/劣化防止対策を行っています。資料1.看護歴史史料室ホームページ2)利用方法史料室は、原則として大学が開いている週の金曜日、10時から16時までを開館日としています。閲覧希望者には事前にお電話かメールでご連絡いただき、研究室メンバーが対応しています。史料の貸し出しは行っていませんが、撮影やコピーは史料破損の恐れや個人情報保護法上の問題がないかぎり許可しています。閲覧者は個人、教育・研究者、小説家、医療関連企業、出版社、地方自治体、テレビ局、番組製作会社、同窓会などさまざまです。教育・研究目的での利用の他、テレビ番組の時代考証、出版物やホームページへの掲載、博物館やイベントなどでの展示にも協力しています。利用に関しては史料室パンフレットやホームページでも情報提供を行っています。3)外部機関との相互協力その他、博物館等との相互協力の一環として、一定の条件のもとに原史料を長期にわたって貸し出しています。またこのとりくみ自体が、大学アーカイブスの先駆的な事業として認められ、他140人道研究ジャーナルVol. 1, 2012