「人道研究ジャーナル」創刊号

「人道研究ジャーナル」創刊号 page 144/216

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Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012見学している学生の姿が多く見られ、若い世代にも大学の歴史への興味と諸先輩の活動を伝える展示となりました。■新校舎落成記念特別展示「看護の学び舎-日本赤十字社....

Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012見学している学生の姿が多く見られ、若い世代にも大学の歴史への興味と諸先輩の活動を伝える展示となりました。■新校舎落成記念特別展示「看護の学び舎-日本赤十字社病院と養成所の変遷」2006年11月~2007年3月2006(平成18)年11月27日に行われた日本赤十字看護大学の新校舎落成式に合わせて、病院と看護師養成所の建物の変遷を主題とした特別展示を行いました。ナイチンゲールが理想とした病院建築が、明治の日本赤十字社病院の設計にどのような影響を与えたのか。飯田町にはじめて設置された博愛社病院から、広尾に移転された日本赤十字社病院、短期大学と大学、医療センターの建物の歴史を、当時の写真写真3.展示の様子や空中写真を交えて展示しました(写真3)。■ナイチンゲール記章受章記念展示「ナイチンゲール記章に輝く人たち」2007年3月~9月2005(平成17)年5月12日の日本赤十字看護大学樋口康子教授(元学長)に続いて、2007(平成19)年川島みどり教授(元学部長)がナイチンゲール記章を受章したことを祝し、ナイチンゲールに関する展示を行いました。日本におけるナイチンゲール記章受章者100名のうち本学の卒業生(実務練習生を含む)は40名を超えています。2名の受章理由と授与式の模様、過去の日本赤十字看護大学ゆかりのナイチンゲール記章受章者を紹介し、大学所蔵の貴重なナイチンゲールコレクションを展示しました(写真4、5)。写真4、5.展示パネル■企画展示「明治24年濃尾地震と日本赤十字社の災害救護」2007年9月~2008年4月1891(明治24)年に発生した濃尾大地震は推定マグニチュード8.0~8.4といわれる日本では内陸最大の地震です。この地震に際して日本赤十字社は皇后陛下の御内旨により、愛知岐阜両県に12箇所の仮病院と出張所を設け、地震発生の4日目から52日間にわたり、1万人余の人々を救護しました。写真6.濃尾地震における災害救護展示では、日本赤十字社の災害救護活動のきっかけとなった1888(明治21)年の磐梯山噴火、その後の三陸大海嘯、関東大震災へと続く、大規模災害での日本赤十字社の活動、この災害における被害と人々の健康問題や生活状況、日本赤十字社の救護活動の実際とその報道を紹介し、この災害で派遣された小山善日本赤十字社病院医員の史142人道研究ジャーナルVol. 1, 2012