「人道研究ジャーナル」創刊号

「人道研究ジャーナル」創刊号 page 145/216

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Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012料のうち、看護婦養成所の第一回卒業生たちの活動の様子を伝える史料を展示しました(写真6)。■企画展示「明治23年トルコ軍艦エルトゥールル号遭難事故と日本赤十字....

Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012料のうち、看護婦養成所の第一回卒業生たちの活動の様子を伝える史料を展示しました(写真6)。■企画展示「明治23年トルコ軍艦エルトゥールル号遭難事故と日本赤十字社の救護活動」2008年4月~2009年5月1890(明治23)年、トルコ軍艦エルトゥールル号は、小松宮殿下のトルコ訪問の答礼として派遣され、日本からの帰途、不幸にも台風に遭遇し、和歌山県大島の樫野崎灯台沖で遭難しました。大島住民による全島あげての救出作業にもかかわらず500名近い将卒が死亡、生存者は69名のみでした。日本赤十字社は皇后陛下の御内意として医員・看護婦を派遣、神戸の和田岬に仮病院を設置し、救護活動を行いました。日本赤十字社にとっては初の国際救護でもありました。本展示は一部を除き、中近東文化センター付属博物館主催の「エルトゥールル号回顧展」で展示されたものであり、同館の協力により実現したものです。■企画展示「赤十字思想誕生150周年Our world. Your move.」2009年5月~2010年4月赤十字思想誕生150周年を記念し、赤十字思想が誕生した150年前のソルフェリーノの戦いから、ジュネーブ条約の締結、日本における赤十字組織の誕生までの歴史的変遷を紹介しました(写真7、8)。展示に際しては赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟、日本赤十字社、日本赤十字社佐賀県支部、佐野常民記念館、長崎シーボルト記念館、東郷まなみ様よりご協力をいただきました。写真7、8.展示パネル■日本赤十字看護大学創立120年記念「赤十字看護のフロンティア―本学卒業生たちの活躍の歴史―」2010年4月~2011年10月2010(平成22)年は、1890年に日本赤十字社病院で看護婦養成が開始されて120年の節目の年でした。これを記念して、明治から昭和初期までの赤十字と日本の看護界の発展に尽くされた卒業生、高木(大槻)ハル、萩原タケ、田淵まさ代女史の活躍を紹介しました。展示では、大槻家、田淵家からご寄贈いただいた多くの史料を展示しました(写真9)。■日本赤十字看護大学学園祭クロアルージュ祭企画展示写真9.卒業証書「ハイチ地震」2010年6月2010(平成22)年6月12日、13日、日本赤十字看護大学にて開催された学園祭「クロアルージュ祭」にて、同年1月に発生したハイチ地震のスナップをIFRCの協力を得て、パネル展示しました。オープンキャンパスが同時開催されていたこともあり、災害の特徴や赤十字の活動について、学生のみならず、高校生や一般の方にも知ってもらうよい機会となりました。人道研究ジャーナルVol. 1, 2012143