「人道研究ジャーナル」創刊号

「人道研究ジャーナル」創刊号 page 182/216

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概要:
Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012に反映されることを知っています。ゆえに、私たちは相互に共通の基準をもつ義務を負い、連盟規模の行動と説明責任の枠組みの順守に努め、認められる必要があります。私....

Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012に反映されることを知っています。ゆえに、私たちは相互に共通の基準をもつ義務を負い、連盟規模の行動と説明責任の枠組みの順守に努め、認められる必要があります。私たちの説明責任の原則には、明確な基準の設定、監視および報告の公開性、透明性のある情報の共有、実効性のある受益者参加、効果的かつ効率的資源の活用、そして懸念および苦情に関する対処とフィードバックのためのシステムが含まれます。私たちの成果の算定については、異なる次元での進捗状況を評価するために性別および年齢別のデータを利用します。「コンプライアンス」については、どれだけ適切に私たちが機能しているかを評価します。つまり、定められている原則および価値、私たちのサービス提供を進めるうえでの方針およびガイドライン、私たちの一体性を支える行動規範、そして私たちが奉仕する人々、パートナーおよびその他の関係者との関係性の築き方をどれだけ忠実に実行しているかということです。「支援範囲」については、どれだけ私たちが活動したかを評価します。つまり、定められた地理的地域または人口集団および地域社会において特定されているニーズと脆弱性を私たちがどの程度満たしたかということです。「質」については、私たちがどれだけうまく活動したかを評価します。つまり、私たちのサービスが適切に設定された基準およびノルマに達しているかということです。「効率性」については、私たちが資源をどのように活用したかを評価します。つまり、私たちのサービスが人的、財政的および物的な資源を最大限に活用しているかどうかということです。「効果」については、私たちがどれだけ変化をもたらしたかを評価します。つまり、私たちが活動する地域社会内で起きた変化の程度と持続可能性を調べます。共通のツールとデータ収集方法を用いて、各国赤十字社・赤新月社は、基準となる2010年初めと比較して、自らが取り組んだ具体的サービスの進捗状況を評価するための独自の指標を設定します。成果追跡のための統一したアプローチによって、国際赤十字・赤新月社連盟全体で各国赤十字社・赤新月社から結果を集め、報告することが可能となります。これにより、私たちは全体として集団的成果を知り、予測することができ、それがすべての関係者の信頼の獲得と人道外交の取り組みの展開につながっていきます。少なくとも国際赤十字・赤新月社連盟が活動を管理・報告する枠組みを用いることによって、重要指標に関する各国赤十字社・赤新月社からの報告をまとめることができます。これら指標とは、活動を行ったボランティア、職員、地域ユニットの数、サービスを受けた人の数、これらのサービスのために受け取った資源、また費やした資源についてなどです。これらの指標は「より多くのより良い活動をより多くの人に」の価値尺度の数字で、私たちが能力開発および活動の質と規模を立証することで、さらなる資源を獲得することにもつながります。私たちはまた、系統立った評価プログラムを介することで、人道援助および開発活動に関して世界的に受け入れられている基準に従い、より直接的に私たちのサービスの質を評価することになると考えています活動3から予測される成果:?戦略的成果を得るためのより確固たる協力関係、調整および支援の取り決め?国際赤十字・赤新月社連盟の活動についての計画策定、業績管理および説明責任の改善?地球規模、国または地方レベルでの脆弱性と人々のニーズを満足させるための国際赤十字・赤新月社連盟の貢献活動の拡大180人道研究ジャーナルVol. 1, 2012