「人道研究ジャーナル」創刊号

「人道研究ジャーナル」創刊号 page 54/216

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Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012(2)日赤の医療活動日赤本社では、地震発生後15時に第二次救護体制が配置され、15時30分には第3次救護体制(被害が大規模かつ甚大で、日赤として全国規模....

Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012(2)日赤の医療活動日赤本社では、地震発生後15時に第二次救護体制が配置され、15時30分には第3次救護体制(被害が大規模かつ甚大で、日赤として全国規模の救護活動を行う必要がある場合)として災害救護実施対策本部(以下、災対本部)が設置された。16時40分に被災地の状況把握と被災地支部の救護業務を支援するため、初動派遣要員として職員6名を宮城県支部へ向けて派遣し、23時50分に同支部に到着した。同時に全国の支部・病院の救護班も迅速に派遣準備を整え、同日中に日赤DMAT 22班、dERU(domestic Emergency Response Unit) 5班を含む55班が東北地方を目指して出動した。写真1災害現場で展開する(dERU)写真2dERUの装備表1dERUの装備自己完結型の緊急仮設診療所装備一式・緊急仮設診療所(9 x 9 x 4mのエアーテント)・自動昇降式のコンテナ(全資機材収納用)・150人3日間、診療可能な医薬品(65品目)・即時展開可能な医療セット(188品目)・無線・衛星通信機材・パソコン・プリンター・ファックス・浄水・給水機能および仮設トイレ52人道研究ジャーナルVol. 1, 2012