「人道研究ジャーナル」創刊号

「人道研究ジャーナル」創刊号 page 57/216

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Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012表49月30日までに受け付けた義援金の配布状況(H23.12.2現在)募金総額(A)都道府県への送金額(B)対・募金総額B/A市町村への送金額(C)対・都道府県送金C/B被災....

Journal of Humanitarian Studies Vol. 1, 2012表49月30日までに受け付けた義援金の配布状況(H23.12.2現在)募金総額(A)都道府県への送金額(B)対・募金総額B/A市町村への送金額(C)対・都道府県送金C/B被災者への送金額(D)対・市町村送金D/C配布件数(件)1次1,044億円31.8%1,031億円98.8%972億円94.3%372,9563,281億円2次2,043億円1,822億円1,657億円588,68162.3%89.2%90.9%3次3,087億円94.1%2,853億円92.4%2,629億円92.1%961,637表5東日本大震災救援・復興事業計画(海外義援金による予算)事業分野主な内容予算1緊急救護物資配布毛布、緊急セット、パーテーション等の購入・配布など3.4億円2緊急医療支援医療班派遣費用など1億円3医療インフラの復興・整備石巻医療圏における仮説診療所の整備、肺炎球菌予防接種、ホールボディ・カウンターなど137.1億円4避難所・仮設住宅の支援生活家電6点セットの寄贈、暑さ・寒さ対策、こころのケア事業、コミュニティ・バスの運用など289.3億円56社会福祉、高齢者対応防災・災害対応分野における日赤の組織強化介護用ベッドの整備、福祉車両の寄贈、児童館や体育館、スクールバスの整備など今後の災害に備えた貸機材(通信、給水、シャワー等)の整備16.7億円20億円7本社・連盟経費(広報、報告、管理)人件費、外部監査経費など5億円8その他生計支援、ボランティア活動の支援など46.5億円9予備費今後のニーズに対する事業10.9億円合計529.9億円3.今後に向けて対応を検討すべき災害医療の課題・方向について今回の東日本大震災での医療救護を通じて、反省点・今後に生かすべき改善点を検討した。(1)超急性期と中・長期にわたる医療ニーズの調整今回の震災でも、DMATが直ちに被災地に入り活動を行ったが、問題点も指摘されている。その中の一つは原則の行動時間を超えて活動したために起こった問題であり、この期限を変更するには装備の種類・量の変更などが必要である。この点はDMATサイドで検討されるであろう。日赤は中・長期の派遣が可能な体制を整えているが、他の多くの団体からの救護班派遣を調整する組織が必要である。(2)県・地域レベルでの医療調整会議の必要性多団体が多数の救護班を派遣する場面では、避難所のニーズ調査を行い、派遣先や救護班数の決人道研究ジャーナルVol. 1, 201255