「人道研究ジャーナル」Vol.2

「人道研究ジャーナル」Vol.2 page 182/276

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The Journal of Humanitarian Studies Vol. 2, 2013また副会長候補者は、担当する地域の赤十字・赤新月運動に関する深い理解と知識を備えていることが期待される。候補者は、赤十字・赤新月運動の基本原則や清廉性のポリシーと矛盾しない高潔な人格、すなわち当該候補者が選出されることにより、赤十字・赤新月ネットワークの名声や地位が損なわれる恐れのない人格でなければならない。各国赤十字・赤新月社の理事会メンバー連盟憲章の第12条(3)、(4)および第35条(6)によると、連盟理事会のメンバーに立候補する赤十字・赤新月社は、連盟分担金の滞納または保留を宣言されたことのない健全な基盤を備えていなければならない。理事会に立候補する赤十字・赤新月社は、理事会メンバーとしての責任と義務に精通していなければならない。また、連盟の清廉性のポリシーに従って、「国際赤十字・赤新月運動の基本原則を完全に満たしながら、それぞれの明確な目標を追求する意思と能力を備えて」いなければならない。この基準の実施について選挙管理委員会は、連盟憲章に基づく使命に従い、連盟憲章と「連盟の手続き規則」に定められた付帯必須基準を満たさない候補者を不適格とみなす権限を有するものとする。選挙管理委員会は、その候補者審査の過程で、立候補の期限や連続任期、分担金の滞納または保留などを含む適格性の規則についても考慮するものとする。180人道研究ジャーナルVol. 2, 2013