「人道研究ジャーナル」Vol.2

「人道研究ジャーナル」Vol.2 page 229/276

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「人道研究ジャーナル」Vol.2

International Federation of Red Cross and Red Crescent SocietiesFederation-Wide Resource Mobilization Strategy Resourcing our shared future資源動員に対する5リーダーシップのコミットメント本戦略は、各国赤十字・赤新月社がそれれぞれの市場や現在の資源動員能力に応じてそれぞれ異なるレベルの支援を必要とするということを認識している。我々が「2020年に向けての戦略」の戦略目標を連帯して達成できるよう、本戦略は、全ての赤十字・赤新月社の成長をサポートするためのさまざまなレベルの支援を提供する。本戦略は、各国赤十字・赤新月社の独立と自治を認めている。しかし本戦略はまた、調査により明らかになった、業績の向上と収入の最大化のためより緊密に協力したいという各国赤十字・赤新月の要望にも応えている。成果と成長を実現するためには、以下の分野における変化の遂行と、赤十字・赤新月のシニアリーダーシップのコミットメントが必要となる。各国赤十字・赤新月社のシニアリーダーシップ?既存および新規のドナーの関与を促すため、他の各国赤十字・赤新月や事務局とより緊密に協力するよう努める。?リターンの大きな資源動員分野への投資を保証し、長期的な収入を確保するための革新的な方法を模索する。?自国の資源動員の取組みを主導するうえで、情報に基づき積極的な役割を果たす。政府ドナーとのハイレベルな政策対話に体系的に参加する、資金調達機会を最大にするため他者と連携して活動する、など。?現在の実績についてしっかりとした分析を行い、主要な収入源における成長の実現に努める。?各国赤十字・赤新月社間の相互支援を通じて、また実践コミュニティや参照センターを介して、自らと他の各社を支援するために知識や専門技能を提供する。事務局のシニアリーダーシップ?各国赤十字・赤新月社と緊密に協力するよう努める。?本戦略を実現可能にするための枠組みを構築する。?事務局が独自に価値を付加することのできるような新たな外部提携関係を結ぶ。?連盟全体に存在している資源動員のスキルや能力を活用・交換するための知識管理戦略を構築・維持する。?資源動員のベストプラクティスのハブとして機能する実践コミュニティや参照センターの構築を支援する。227