「人道研究ジャーナル」Vol.2

「人道研究ジャーナル」Vol.2 page 230/276

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「人道研究ジャーナル」Vol.2

International Federation of Red Cross and Red Crescent SocietiesFederation-Wide Resource Mobilization Strategy Resourcing our shared future6協力の原則本戦略の成否の鍵を握るのは、新しい形の協力(各国赤十字・赤新月社と各社、事務局と各社、各社および事務局とドナーとの協力)である。協力の原則は、本戦略の目標達成に向けて、赤十字・赤新月社内の潜在力強化を支援することを意図して作られている。したがってこれらの原則は、既存の総会決議に基づくものであり、個々の収入源について提案された収入拡大戦略を成功に導くために必要なものとみなされる。基本原則?人道的責務が、資源動員機会を最大化する決定を後押しする。?決断を下す際には、ドナーの利害と期待も考慮に入れなければならない。?各国赤十字・赤新月社は、自国内のドナーとの関係を管理するうえで最も有利な立場にある。協力モデル?各国赤十字・赤新月社または事務局が、他国に拠点を置くドナー(政府、企業、財団、個人富裕層など)からアプローチされた場合、またはそのグローバルな提携関係が他の各社により管理されている場合、その各国赤十字・赤新月社または事務局は、当該の各社に通知し、(赤十字・赤新月社の収入の最大化を視野に入れて)その収入機会を管理する最善の方法について合意する義務がある。?各国赤十字・赤新月社または事務局が、他国に拠点を置くドナーからの資金調達機会を特定した場合には、?そのドナーがいる国の赤十字・赤新月社が、その資金調達機会に応募する、および/またはプログラムの実施に参加する第一選択権を有する。?そのドナーがいる国に拠点を置く赤十字・赤新月社からの同意が得られた場合、交渉を行う各国赤十字・赤新月社および/または事務局は、交渉と最終合意の詳細を共有しなければならない。交渉を行う各国赤十字・赤新月社および/または事務局は、プログラム作成と報告の一切についても責任を負わなければならない。?同意が得られなかった場合、ドナーが所在する国の赤十字・赤新月社は、実現に至らなかった決定の論拠について、影響を受ける各国赤十字・赤新月社/事務局に十分に説明するものとする。?グローバルな提携関係を管理する各国赤十字・赤新月社は、?他の各国赤十字・赤新月社および事務局に、その資金調達合意に関する議論について通知する。?他の各国赤十字・赤新月社に対し、現地の増加した資金調達機会にアクセスするよう奨励・促進する。228