「人道研究ジャーナル」Vol.2

「人道研究ジャーナル」Vol.2 page 250/276

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「人道研究ジャーナル」Vol.2

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 2, 2013役割を知らしめることを奨励する。5. ICRCおよび連盟が各国赤十字・赤新月社と密接に協力して、武力紛争およびその他の暴力状況における各国赤十字・赤新月社の権限・役割・責任を運動規約および行動規範に最も適切な形で反映させる方法を明確に示し、定款の改訂に取り組んでいる各国赤十字・赤新月社に対して適宜助言を与えることを要請する。6.各国赤十字・赤新月社が、それぞれの国の政府と継続的に協議していく一環として、国内の法律・政策・協定・計画の強化に取り組み、武力紛争およびその他の暴力状況から被害を受けている人々を効果的に支援・保護することを可能にするために必要な体制を確立していくことを提言する。7.運動構成機関が、人道分野における運動の取り組みの構築に対する貴重な貢献としての基本原則、運動規約、運動の関連指針、および各国赤十字・赤新月社の最新の経験に基づいて、「その他の暴力状況」という言葉が意味するところをより明確にするとともに、武力紛争およびその他の暴力状況に対する準備を整えて対処する各国赤十字・赤新月社の能力を強化するための実務上の指針の策定に引き続き取り組んでいくことを要請する。8.緊急事態への準備・対応・復旧および組織強化構想にさまざまな関連要素を取り入れることに特に重点をおいて、武力紛争およびその他の暴力状況に対する各国赤十字・赤新月社の準備・対処を支える専門知識を強化するICRCのプログラムと能力、および上記の実務上の指針を各国赤十字・赤新月社を強化する取り組みの中に取り入れていく効果的なしくみを構築するために、連盟がICRCおよび各国赤十字・赤新月社と密接に協力することを奨励する。IV.背景報告書と付属書背景報告書および付属書は情報提供のみを目的としており、決定事項に含まれるものではない。V.フォローアップすべての運動構成機関は、関連性がある場合、それぞれの戦略・計画・目標の中に上記決定を盛り込んでいくことが求められる。上記決定事項の実施状況については、2013年および2015年に開催される「セビリア合意および追加措置」に関する代表者会議への報告書に記述する。ICRCは各国赤十字・赤新月社および連盟事務局と継続的に連携して実務上の指針を策定し、この決議書に明記されている多くの課題をはじめ、さまざまな課題に取り組んでいく。指針は2012年末を目途に策定を完了し、2013年には運動パートナーに導入していく。決議共同提案者カナダ赤十字社コロンピア赤十字社ジャマイカ赤十字社ネパール赤十字社パナマ赤十字社パラグアイ赤十字社セントルシア赤十字社トリニダード・トバゴ赤十字社チュニジア赤新月社ウガンダ赤十字社248人道研究ジャーナルVol. 2, 2013