ブックタイトル人道ジャーナル第3号

ページ
155/288

このページは 人道ジャーナル第3号 の電子ブックに掲載されている155ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014な多国籍軍の一例は、アフガニスタンで活動する国際その紛争に関して中立にとどまることを選択した国の治安支援部隊(ISAF)である。ISAFは、国連安全領域である。保障理事会のマンデートに基づいて行動するNATO中立領域は、例えば傷者及び病者、文民、並びに非戦主導の活動である。多国籍軍は、国際人道法を尊重し闘員を受け入れるために、一又は二以上の紛争当事者なければならない。の領域内に確保される中立化地帯(中立地帯(neutralized zones)、病院地帯及び安全地帯、並びにダムダム弾(Dumdum bullets)非武装地帯)と区別されなければならない。ダムダム弾は、19世紀の終わりに火器のための弾薬として初めて使用された。身体に入ると同時に弾丸は調査(Inquiry)速度を失い、そして通常の弾薬とは異なり、ダムダム調査は、国際人道法の重大な違反行為、又は著しい違弾は身体組織を引き裂き、骨を砕く。反が疑われる場合に行われる。これに関して、二国間ハーグにおける最初の万国平和会議において(1899による調査と制度化された調査との間に区別が行われ年)、残虐性と非人道性を理由に武力紛争の際のダムる必要があり、後者のために、国際人道事実調査委員ダム弾の使用が禁止された11。ダムダム弾は、それが会が、ジュネーヴ諸条約の第一追加議定書によって設発明されたコルカタ(カルカッタ)の郊外にちなんで置された。名付けられた。追加議定書(Additional Protocols)中央安否捜査局(Central Tracing Agency)1949年のジュネーヴ諸条約の二つの追加議定書は、赤十字国際委員会の下に設置された中央安否捜査局1977年6月8日にジュネーヴで採択された。第一追は、ジュネーヴを拠点としている。同局は、第一次世加議定書は、国際的武力紛争の被害者の保護に関する界大戦及び第二次世界大戦中に、捕虜の権利や、捕虜もので、第二追加議定書は、非国際的武力紛争の被害がどうなったのかを知るその家族の権利を擁護した中者の保護に関するものである。第三追加議定書は、央捕虜情報局の後身である。中央安否捜査局は、国内2007年1月14日に発効し、赤いクリスタル(Red当局たる公の情報機関、ICRCの要員及び現地で活動Crystal)12を追加的な公式の標章とした。しているその他の機関と連携している。同捜査局は、行方不明者の捜索を調整し、捕虜及び他の被拘禁者の停戦(Ceasefire)情報を伝達し、捕虜の移送及び送還を遂行し、通信を停戦とは、敵対行為の即時の(immediate)中断又は伝達し及び家族の再会を援助する。停止である。この軍事的な概念は、紛争当事者間で交渉された合意、及び一方の当事者によるすべての軍事中立領域/中立化地帯(Neutral territory/zone)活動の一方的終了の双方をいうが、特定の期間の間又中立領域は、紛争当事者でない国、及び永続的に又はは特定の地域においてということもある。戦争の限度*(Limits to war)インタビュー対象者の大多数の人にとって、文民に対する不可侵の原則は絶対的である。64%が、戦闘員は、敵を弱めるためだけに攻撃を実施することが認められ、そして文民は危害を加えられるべきでないと要求する。インタビュー対象者の3%のみが、戦闘員及び文民の双方が無差別に攻撃され得る総力戦(total war)を容認した。* ICRCによる世界規模の調査「戦争における人々」より人道研究ジャーナルVol. 3, 2014 153