ブックタイトル人道ジャーナル第3号

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概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014施すべき主要活動に関する提言を行った。事業分野4:赤十字・赤新月の影響や活動支援の強化アジア太平洋地域では、災害管理関連の法規制や政策の開発・改善に多くの赤十字・赤新月社が貢献した結果、その補佐役としての立場が強化・支持された。特にバングラデシュやツバル、マーシャル諸島、マレーシア、アフガニスタンではこの傾向が強かった。アジア太平洋資金募集ネットワーク(Asia Pacific Fundraising Network)は現在、会費を納めるメンバー24社で構成され、会員資格と会費の支払いシステムの更新が行われている。ECHOとEU加盟各国の赤十字・赤新月社12社は、2013年2月18日から3月18日まで「知られざる災害(Silent Disaster)」キャンペーンを共催し、目標を大きく上回る成果を上げた。9ヵ国の映画館では、キャンペーンフィルムが600万人以上に鑑賞された(目標500万人)。また、従来型マスメディアでは、100メディア以上の異なる報道が合計1,582万3,907人に届いた(目標100万人)。ソーシャル・メディアやウェブサイトでは、Facebook上の計295件の書き込みを350万1,552人が閲覧し、Twitterのツイートを152万2,817人が閲覧し(TweetReachによる)、YouTubeのキャンペーン関連ビデオが合わせて6万2,193回再生され、ウェブサイトのキャンペーン関連ページへのアクセスが3万6,686回に達した(目標計200万人)。連盟のウェブサイト、ifrc.orgには、一日当たり平均1万3,500人がアクセスしている。2011年5月にリニューアルしたFedNetは、2013年5月までに6万1,894人のユーザーからのアクセスが33万3,440回に達した。二年目のアクセスは22万3,245回であり、一年目の11万195回を103パーセント上回った。この期間のサイトアクセスが大幅に増えた理由には、「2012年5月のFedNet実践共同体(Communities of Practice)の創設」、「災害法・戦略的パートナーシップ・基本原則と人道的価値観・移住などに関するデータベースの作成」、「災害リスク削減・青少年とボランティアの育成・会長の日誌・リーダーのブログといったサブサイトの見直し」などが挙げられる。2013年7月現在のFedNetの登録ユーザー数は、合計1万9,611人に達し、そのうち4,579人が2011年5月のウェブサイト・リニューアル以降に登録している。強制移住をテーマとした『世界災害報告2012』の発表前後、300メディア以上がこの話題を取り上げ、『世界災害報告2011』の200メディアに比べ、大幅増となった。400件以上の#WDR2012のタグの付いたツイートがユーザーのTwitterで150万回以上表示され、ユニークユーザーのカウント数は31万4,492人に達した。この数字は昨年の#WDR2011に比べ、6万8,358人の増加であった。7月、連盟はスペシャル・オリンピックス委員会(Special Olympics Committee)との間で覚書を交わした。このイベントには、スペシャル・オリンピックス国際本部会長のティモシー・シュライバー博士(Dr.Timothy Shriver)とスペシャル・オリンピックスのメダリスト、セリーヌ・ペリラ氏(Celine Perriraz)が出席した。この新たなパートナーシップによって、知的障害者を世界的な開発の協議項目に組み込み、相互に理解を深め、受け入れ、尊重し合うことができるものと期待される。この覚書は、社会から取り残された人々224人道研究ジャーナルVol. 3, 2014