ブックタイトル人道ジャーナル第3号

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概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014導入したか、または導入予定である。このうち20社では、ニーズが明確化し、調査の準備が行われている。将来はさらに28社を支援し、プログラム期間中に合計80社以上に支援の手を差し伸べる予定である。ただしプログラムを2013年以降も完全な形で継続するには、更なる資金が緊急に必要となる。このプログラムでは、80社を支援し、連盟全体で技術を効果的に利用できる将来の体制作りを目指して実施期間2012~2015年、総予算1,133万スイスフランを予定している。人事関連では、2013年第1四半期に職務分類(Job Classification)プロジェクトが完了した。5月には文書類や説明資料がスタッフに配布された。4月、人事部門は、財政委員会に新たな統合型給与システムを提示した。新たな年金制度への移行は、サービスの提供に大きな混乱をきたすことなく完了した。また、勤務評定の簡略化については、人事部門がジュネーブ事務所において目標設定に関するさまざまな説明会を開催した。さらに説明資料は、各ゾーン事務所に配布され、現在活用されている。連盟のモスクワ事務所は、ロシア語圏の各国赤十字・赤新月社への翻訳サービスの提供を続けている。2012年、FedNetとIFRC.orgという両ウェブサイトから優先順位の高い250ページを連盟の4つの公用語すべてに翻訳する翻訳プロジェクトが開始された。また、ウェブ分析プロジェクトやFedNetユーザー調査でも連盟内外の主要関係者の参画を得た。2011年5月のFedNetのリニューアル後、新規ユーザーとして3,579人が登録をおこなった。連盟とベルギー政府は、10年を超える長いプロセスを経て地位協定(Status Agreement)を締結した。これによって連盟とEU加盟国赤十字・赤新月社の地位、および人道外交と資源動員の効果が大きく高まると期待される。事務局の分散化についての評価付属文書2.3 iii(AG/2.3/3)を参照。シェルター事業における連盟の役割の評価2011年11月の第18回総会の決議番号11/45では、「事務総長に対し、2013年の第19回総会で評価報告書として提出することを目標に、シェルター事業における連盟の役割を評価する付託任務書(ToR)を次の理事会で採択するように」要求した。連盟が指導的役割を果たす緊急避難所の提供事業について(第15回総会決議とその後の覚書に明記された通り)その進捗度を把握するため、また同事業の影響を判断するため、評価が必要となった。そこでこの評価を外部コンサルタント2人からなるチームに依頼し、2012年10月から2013年3月まで実施した。人道研究ジャーナルVol. 3, 2014 227