ブックタイトル人道ジャーナル第3号
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人道ジャーナル第3号
The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014災害・危機管理に関する今後の傾向と課題の分析付属文書1DCMABは、総合的災害管理方針に組み込むべき優先事項を以下の通り特定した。?赤十字・赤新月の全ての資源を網羅した緊急アピールや連盟全体の計画および報告など、連盟全体の能力と資源の動員・調整メカニズムを構築する。これらのメカニズムは、あらゆる規模(小規模災害から巨大災害まで)とあらゆる状況(都市、高所得/低所得)の災害への対応を考慮したものでなければならない。?救援から復興への移行、救援・復興・開発の間のつながりの改善、危機関連専門用語の定義づけのためのアプローチを策定する。?一定額の災害リスク削減/災害対策資金の緊急アピールへの組み込みについて調査を実施することなどにより、可能な限り、国際的災害対応を要請する全ての緊急アピールの最低10パーセントを長期的災害対策・リスク削減活動資金に充てるという政策決定を行う。?災害対応における品質保証と説明責任を改善する。DCMABは、赤十字・赤新月運動の将来の活動にとって極めて重要ないくつかの活動分野について検討している。DCMABは、優先度の高い以下の分野について、赤十字・赤新月運動として助言を提供し、かつ一貫した措置を講じるよう要請する。?複雑な緊急事態への赤十字・赤新月運動のアプローチの策定。これは、2014 ? 2015年の『新しい赤十字・赤新月運動の協調・協力枠組み』のプロセスを通じて実施される予定である。?政府、国連機関、省庁間メカニズムに対する位置づけを含む、緊急時の赤十字・赤新月運動の外部人道支援機関との関係(代表者会議決議2009/2011年)。?各国赤十字・赤新月社の市民保護メカニズム(特にEUにおいて)や民軍協調との関係および協力、ならびに国際赤十字・赤新月社連盟の活動に及ぶ影響についての考察。?原則に基づいた人道支援活動に対するアプローチ/姿勢。ニーズに基づくアプローチ(人道的責務)と権利に基づくアプローチとの関連。?イノベーション:人道的環境の変化への適応(テクノロジーの使用、環境的に責任を持った対応、グリーン災害対応ツールなど)。?知られざる災害についてのアドボカシーの拡大。人道研究ジャーナルVol. 3, 2014 235