ブックタイトル人道ジャーナル第3号

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概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014赤十字・赤新月の人道支援活動の原則および規則第21回赤十字国際会議(1969年於イスタンブール)により採択、第22、23、24、25、26回国際会議(19731年於テヘラン、1977年於ブカレスト、1981年於マニラ、1986年および1995年於ジュネーブ)により改訂序文各国赤十字・赤新月社、国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)2、および赤十字国際委員会(ICRC)は、ともに国際赤十字・赤新月運動を構成する。これらは以下のような使命を持つ世界的な人道的運動を形成する。「あらゆる場所において人間の苦痛を予防および軽減し、特に武力紛争やその他の緊急時においていのちと健康を守るとともに人間の尊重を実現し、疾病の予防および健康と社会福祉の促進に努め、赤十字・赤新月運動の構成員による奉仕活動や即座に支援提供に動くことのできる態勢の整備を奨励し、保護や援助を必要としている全ての人々との普遍的な連帯感を促進する」3各国赤十字・赤新月社は、自国領土内の災害、危機、紛争に見舞われている弱者に人道支援を提供する。各国赤十字・赤新月社は赤十字・赤新月運動の基本原則(基本原則)に従って行動し、人道支援活動における公的機関の補助機関としての役割を担う。各国赤十字・赤新月社は、その集団的能力を最大限に活用し、活動範囲を拡大するために、人道支援活動において互いに助け合うとともに、互いの発展に貢献する。連盟憲章に定められている通り、各国赤十字・赤新月社は、「各国赤十字・赤新月社間の連絡、調整および研究のための常設機関としての役割を果たし」、「リスク削減、災害対策、救援活動の準備・調整、および救援活動そのものについて各国赤十字・赤新月社を支援し」、「利用可能なあらゆる手段を用いて全ての被災者の苦痛を軽減し」、これらの原則および規則に従って「国際救援活動を組織、調整、指揮する」ことなどを目的として、連盟を創設した。3この「赤十字・赤新月の人道支援活動の原則および規則」は、国際人道支援(武力紛争、内乱、およびその直接的結果を除く)において、各国赤十字・赤新月社と連盟を統治する。この「原則および規則」は、災害の増加と複雑化および弱者の増加に対応するうえで、各国赤十字・赤新月社の組織・調整・提供能力を強化することの重要性を認識している。この「原則および規則」は、赤十字・赤この文書は、1995年総会決議26により承認された「赤十字・赤新月の災害救援活動の原則および規則」に代わるものである。この文書において「国際赤十字・赤新月社連盟」とは、国際赤十字・赤新月社連盟憲章に基づき創設された、統治機関(総会、理事会、会長)と、事務局により支援される事務局長から成る「法人」としての国際赤十字・赤新月社連盟を意味する。「国際赤十字・赤新月運動規約」123236人道研究ジャーナルVol. 3, 2014