ブックタイトル人道ジャーナル第3号

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概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014ーション、フィードバック、クレームを扱う透明性のあるメカニズムを整備するよう努める。各国赤十字・赤新月社と連盟は、フィードバックに対して適切なフォローアップを行う。計画策定、モニタリング、評価、報告5.6各国赤十字・赤新月社と連盟は、時宜を得た効果的なニーズアセスメント、計画策定、モニタリング、評価、報告のためのメカニズムを整備する。これには、以下のことを行うためのスタッフやボランティアの能力構築が含まれる。a.迅速かつ詳細なニーズ・被害・損失評価。b.コミュニティ内の対応・援助提供能力の評価。c.災害が地方市場や社会資本に与える影響の評価。d.一次的・二次的データ分析、および状況に関連した分野横断的問題の検討。e.戦略・業務計画の策定。および、f.モニタリング・評価・報告活動。5.7各国赤十字・赤新月社と連盟は、計画策定、モニタリング、評価、学習について参加型アプローチを採用し、優良慣行や評価報告が周知され、合意された提言が実行されるようにする。5.8赤十字・赤新月の国際援助が提供される全ての災害対応活動において、各国赤十字・赤新月社と連盟は、提供する援助の全体像を包括的に把握するため、連盟全体での計画策定、モニタリング、報告が行われるよう協力する。スタッフとボランティアの管理5.9各国赤十字・赤新月社と連盟は、適切な技術的資格と関連のスキルを持つスタッフやボランティアを採用するよう努め、彼らが自らに割り当てられる任務に関連する訓練やサポートを受けられるようにする。スタッフやボランティアは、適切な行動基準を満たす行動規範に従うよう義務付けられる。5.10各国赤十字・赤新月社と連盟は、子どもやその他の弱者に接する活動にともなう特有のリスクへの対処について、スタッフやボランティアの指針となる適切な手順およびツールを導入する。5.11各国赤十字・赤新月社と連盟は、災害対応に関わるスタッフやボランティアが安全および安全保障上のリスクを認識し、適切な保険に入るようにする。資源管理5.12各国赤十字・赤新月社と連盟は、ニーズの大きさに応じて人道支援のために資源を動員し、これらの資源が本来の目的に適したものとなるようにし、本来の目的のために使用されるようにする。資源を他の赤十字・赤新月社の領土内で動員する際には、その赤十字・赤新月社の事前同意が必要となる。5.13各国赤十字・赤新月社は、自国の国内法令に従った堅実な資源管理慣行を維持する。各国赤十字・赤新月社と連盟は、全ての資源を効率的に使用するため、一貫性と透明性のある国際的に承認された会計慣行を適用する。5.14各国赤十字・赤新月社は、資源の効果的使用とより良いサービス提供のため、共同の業務支援システム人道研究ジャーナルVol. 3, 2014 245