ブックタイトル人道ジャーナル第3号

ページ
259/288

このページは 人道ジャーナル第3号 の電子ブックに掲載されている259ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014セントビンセント・グレナディーン赤十字社サモア赤十字社ソロモン諸島赤十字社スリナム赤十字社スウェーデン赤十字社スイス赤十字社トンガ赤十字社トリニダード・トバゴ赤十字社バヌアツ赤十字社核兵器廃絶への取り組み:4ヵ年行動計画国際赤十字・赤新月運動の構成員は、この行動計画を通じて、2011年代表者会議の決議1(核兵器廃絶への取り組み)での決定事項に以下の事項を付け加える。すなわち、? ?核兵器の使用がもたらす人道上最悪の影響、核兵器を使用することによって発生する国際人道法上の問題、および核兵器の使用禁止・廃絶を実現するための具体的行動の必要性について、一般市民・科学者・医療従事者・政策決定者の意識を高める活動に可能なかぎり取り組むこと。? ?核兵器に関連する人道上の問題および国際人道法上の問題について政府およびその他の関連組織との継続的協議を可能な限りおこない、2011年代表者会議の決議1において示されている国際赤十字・赤新月運動の立場を広く発信すること。この行動計画は、今後4年間にわたり、国際赤十字・赤新月運動の構成員が決議1の決定事項を実行していく上で指針となるものである。計画には、各国赤十字・赤新月社、赤十字国際委員会(ICRC)、および国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)が取り組み、支援していく活動の概要が示されている。各運動構成員は、それぞれの権限・専門性・能力に従い、それぞれに特有の社会的・政治的状況、ならびに核兵器について現在進行している議論によりもたらされるさまざまな機会を考慮した上で、可能なかぎり決議1の決定事項を履行する。決議1を実施するための行動1.国内?各国赤十字・赤新月社は、決議1とそれに関連する核兵器関係資料を、ウェブサイトに自国語で公開する。?各国赤十字・赤新月社は、この問題に関連のある政府関係者、省庁、委員会ならびに国会議員に、決議1とあわせて、国際赤十字・赤新月運動の懸念と立場の要旨を伝える。?各国赤十字・赤新月社は、指導部、職員、ボランティア、ユースメンバーを含む組織内のあらゆるレベルで決議1に対する認識を高める。また、可能なかぎり、核兵器に対する国際赤十字・赤新月運動の懸念と立場を周知させる国内でのイベントや説明会を少なくとも一回開催する。人道研究ジャーナルVol. 3, 2014 257