ブックタイトル人道ジャーナル第3号

概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014［…］6. MDAおよびPRCSは、同覚書の履行において協力する。［…］2005年11月28日付けで、PRCSおよびMDA間で調印されたMoUおよび活動調整同意書（AOA）の履行にあたり達成された進展状況を監視するという、赤十字・赤新月国際会議の要請を受け、MDAおよびPRCSの承認のもと、2013年2月28日に発行された報告書および赤十字国際委員会（ICRC）、および国際赤十字・赤新月社連盟（連盟）によって任命された独立監視官であるパール・ステンベック名誉大臣によって代表者会議に提示された報告書に留意し、PRCSおよびMDA間で調印されたMoUおよびAOAの履行に関する第31回国際会議の決議8で承認され、PRCSおよびMDA間で調印されたMoUおよびAOAの履行に関して2011年11月26日に代表者会議で採択された決議5を想起し、国際人道法および国際赤十字・赤新月運動の規約、規則、基本原則に沿って活動することの重要性を再確認し、各国赤十字・赤新月社が連盟規約ならびに2009年11月に採択された「赤十字・赤新月社および国際連盟関連機関の清廉性の保護に関する」現行方針を順守して活動する義務を有することに留意し、PRCSおよびMDA間で調印されたMoUの完全な履行に向けた、運動の全構成員間における実効的かつ現実的な調整の必要性を再確認し、1.履行に関してこれまでに報告された進捗に留意するとともに、両社の努力を称賛する。2. MDAに対し、自身の義務を順守し、MoUの地理的範囲条項の不履行報告に速やかに対処し、あらゆる違反を止めるべく適切な措置を講じるよう強く要請する。3.一刻も早く完全かつ最終的履行が確認できるよう、ICRCおよび連盟に対し、積極的に監視プロセスの支持を行うことを求める。4.監視プロセスが継続されるという代表者会議および2011年の第31回国際会議の決定を再確認するとともに、必要に応じて監視のメカニズムに関する定期的な報告書の提出を求める。5.各国赤十字・赤新月社に対し、あらゆる援助要請に前向きに対応し監視プロセスを支持するよう要請する。6. ICRCおよび連盟に対し、MoUの履行に関する報告条項を次回代表者会議およびその後の国際会議に向けて準備するよう求める。7. 2007年以降おこなわれている独立監視官の努力、献身、奉仕的作業に心から感謝の意を表する。268人道研究ジャーナルVol. 3, 2014