ブックタイトル人道ジャーナル第3号

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概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014運動構成員のブランド構築の強化6a.ブランド構築に関するツールキットの中からブランド開発に関するものを活用し、連盟公認などの形でブランド構築で実績のある赤十字・赤新月社と協力することによって、運動構成員がブランド構築力を養っていくよう強く要請する。6b.各国赤十字・赤新月社がそのビジュアル・アイデンティティーの修正または更新に利用する見込みのデザイン・テンプレートの作成を歓迎するとともに、各国赤十字・赤新月社がそのテンプレートを活用することを歓迎する。6c.いかなる場合にも、特に商業的提携および商業的事業に関わる場合、各国赤十字・赤新月社は、標章および各国赤十字・赤新月社ロゴの表示に関して代表者会議が採択した、1991年の標章規制を含む規制枠組みを全面的に順守して行動するよう要請する。国際赤十字・赤新月運動のアイデンティティーの強化7.運動ロゴの活用のさらなる可能性を模索することに運動構成員が関心を寄せていることを認識するとともに、ICRCおよび連盟が、運動構成員によって表明された立場や見解をすべて考慮した上で運動ロゴの使用に関する条件および規則を構築していく包括的なプロセスに着手し、また、これまでの議論の結果を踏まえて各国政府と協議するプロセスを確立するよう提言する。決議7武器と国際人道法代表者会議は、「武器と国際人道法」に関する2005年代表者会議の決議2および「特定兵器の開発・使用・拡散が及ぼす人道上の影響の防止」に関する2009年代表者会議の決議7に代表される、特定兵器の使用・拡散の人的損失の大きさとそうした人道上の影響に対する国際赤十字・赤新月運動の対応についてこれまでになされた代表者会議の決議を想起するとともに、これらの決議履行にあたっての義務を再確認し、2013年4月2日の武器貿易条約の採択を熱く歓迎するとともに、同条約によって通常兵器と弾薬の広範囲の国際的移転が規制されていること、また、2011年の第31回赤十字・赤新月国際会議の決議2で採択された国際人道法履行のための4ヵ年行動計画第5目標で求められているように、国際人道法を尊重することが同条約によって武器移転の決定を評価する上での重要基準の一つとなっていることに満足の意を表し、2009年代表者会議の決議6で採択された「地雷・クラスター兵器等の爆発性戦争残存物:一般市民に兵器が及ぼす影響の軽減」に関する運動戦略実行の進捗と課題について赤十字国際委員会(ICRC)が代表者会議に対しておこなった報告に謝意を込めて留意するとともに、運動戦略の実行に従事してきたすべての運動構成員の長きにわたる献身を称賛し、しかしなお、地雷・クラスター兵器等の爆発性戦争残存物が武力紛争の最中および終息後に一般市民にもた272人道研究ジャーナルVol. 3, 2014