ブックタイトル人道ジャーナル第3号

概要

人道ジャーナル第3号

The Journal of Humanitarian Studies Vol. 3, 2014編集後記本年は、ジュネーブ条約150年にあたる。これを記念して、赤十字国際委員会委員の一人で、数多くの国際人道法関係の出版をされているFrancois Bugnion博士に巻頭メッセージをお願いした。大阪大学の真山全教授には、特別寄稿をお願いしたところ、ご多忙にも関わらずご快諾いただき、2011年の代表者会議決議1「核兵器廃絶への取り組み」に関わる長文のご寄稿を頂戴した。改めて、真山教授に厚く御礼申し上げる。東日本大震災関係では、国際赤十字・赤新月社連盟の評価チームを代表してJerry Talbot氏（災害対応）とMercedes Babe R.氏（復興）のお二人に一文をお寄せいただいた。また、東日本大震災における高齢者問題については、この分野での唯一の国際NGOであるHelpAge Internationalとの共同研究の英語版の報告書を掲載した。さらに、国際支援に関わってきた方々が個人の資格で関わった「東日本大震災と国際人道支援研究会」の提言書を、本号の付録として全文収録した。「国際的な災害救援および初期復興支援の円滑化および規制のためモデル法」については、成蹊大学の墓田先生に監訳をお願いした。「国際人道法のABC」については、真山先生門下の仲宗根さんと山下さんの翻訳を掲載させていただいた。「人道研究ジャーナル」もここに、第3号の刊行となった。人道研究という幅広なテーマを扱うユニークなジャーナルとして、広く人道研究に携わっておられる方々からの投稿に期待したい。（東浦記）2014年3月282人道研究ジャーナルVol. 3, 2014