ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies

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概要

The Journal of Humanitarian Studies

Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015洪:ええ。だから、それはここでの体験上意味があると思っていたのと、もう一つはすごく消極的な発想で、仮にあんまり人が来なくても、この真夏の暑い中に、寝っ転がって冷房がある部屋というのは、万博における一つの赤十字のもてなしだろうと思った。(笑)だから、それにはものすごい開きがあるんです。でも、両極端の二つの効果を考えてみようということで、このスタイルで行くことを決めた。三根:皇后陛下がご覧になったときに、皇后陛下が頸椎を痛められていた。洪:はい、そうですね、むち打ちというか。渡辺:ああ、そうでしたね。三根:それでこうやってご覧になったときがちょっとつらそうでしたね。洪:ああ。東浦:あと雨の日はどうしようかとか、いろんなことを考えましたよね。井上:傘をどうしようとかね。みんな傘を持って入るのかとか、傘置きを置かなければいけないのかとか。田島:書いていただいたメッセージを壁に貼るでしょう。自分の書いたものが貼られているかどうか、もう一回確認に見に来る(笑)。東浦:そういうリピーターもいたわけ。田島:いろんな人が、いろんなレベルで見ているわけじゃない。いいんだね、それで。赤十字ってそうなんだと確認できるね。国際赤十字運動パビリオンcIFRC東浦:と同時に、ネットでいろんな形で出ましたよね。ネット上の何と言いますか口コミみたいなものというのが、すごく意味があったのかなと。あれネットとの関係性がないと、ミスチルという形が一つあったからということもあるかもしれませんけれども、その辺はどうなんでしょうね。渡辺:かなりあったと思いますね。ツイッターなんかで、かなり話題になっていましたし、あれはやっぱり相当なインパクトはあったと思います。洪:あのころはブログが主流の時代。SNSがあんまりまだ発達していなかった。だけど、もうネット社会になっていた。だから、それが今考えればわれわれにとってすごく大きな効果をもたらしてくれた。口コミ以外の方法があったということだと思います。三根:そのインターネットのランキングサイトでは、良かったパビリオンで、日立グループ館と並んで赤十字館が1位になっていた。洪:あれはね、本当にうれしかったですね。渡辺:まるで規模の違うパビリオン。洪:もうね、お金のかけ方も全然違う。井上:違う、そうですね。渡辺:スケールがまるで違う。洪:そう、それから関わる人間って、開発の人間の数も違えば、大企業がやっているということで。三根:ただ、最初のころは、皆さん、アメリカ館へ行く人と、それから、もう一つ、何かあれがあったでしょう、あの、見に行く大きな何かあった。井上:マンモス。三根:マンモスを見に行く。そういう人たちで、閑散としていたんですね、オープンの当時は。で、アメリカ館にざーっとみんな行く人、帰りに寄ってくださいというようなことを話していたのが、なぜこれだけたくさんの人が見に来て人道研究ジャーナルVol. 4, 2015129