ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies

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概要

The Journal of Humanitarian Studies

Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015井上:本当にそうですよ。洪:ただ、それが通常のやり方では一般的なマニュアル通りに動かし、人の雇用の仕方もマニュアル通り。そうじゃなくて、今回やっぱり、みんな手作りですよね。三根:手作り。洪:ええ、だから、そこのオリジナルのスキームというか、計画がやっぱりうまくいったんだと思うんですけれど。井上:あの方々にも相当な負担をかけたと思いますよ、毎日でしょう。洪:はい、本当にそうです。井上:並大抵の負担じゃないですよね。最初真っ暗になったと思いますよ。多分彼らはそう思ったんじゃないんですかね。渡辺:でも、やっぱり途中から入場者がどんどん、どんどん増えて、実は仕事的には運営の人たちの列が増えてしまえば増えてしまうほどお仕事は大変だったんですけれど、モチベーションはものすごく上がっていましたよね。井上:そうですね。並大抵の負担じゃないですよね。暗く思ったでしょうね、最初真っ暗になったと思いますよ。渡辺:でも、やっぱり途中から入場者がどんどん増えて、実は仕事的には運営の人たちの列が増えてしまえば増えてしまうほどお仕事は大変だったんですけれど、モチベーションはものすごく上がっていましたよね。井上:ああ、そうですね。三根:これはすばらしかった、このマニュアルはものすごい良かった、今でもね、営業でも使えます、これは。田島:東浦さん、今、三根さんから、配置の1,500人の奉仕団のおばさんたち、朝来るでしょう?挨拶するでしょう?オリエンテーションなんかしないで映像を引っ繰り返って見てもらう。で、シアターから出てくると、何も説明しなくても自分たちが何をしなければいけないかが分かるのね。そういう力があの画面にあったと思うね。だから毎日日替わり定食で替わっても、おばさんたちは一生懸命やってくれましたよね。三根:うん、そうですね。田島:本当。井上:結果的にはそうだったと。田島:それで帰りにほかのパビリオンを見て帰れるんだもの。東浦:帰りに見て帰れるというのは何ですか、2交代制か何かになっていたということですか。田島:いや、1日よ、ぶっ通しよ。東浦:ぶっ通しでしょう?で、帰りにというのは。田島:いや、終わってから。5時ごろ終わるでしょう。それから見に行くわけ。東浦:あっ、それから見に行く。三根:勤務は朝9時から夜9時まで、12時間だけれどね、ボランティアの人は早めに。田島:ボランティアは5時まで。三根:ほかもご覧くださいという意味で。東浦:ああ、見てください、あっ、そういう意味で。じゃあ、その後はスタッフのほうでやると。三根:そう、対応しましたね、そういうこと。東浦:運営といえば、万博協会との関係では、パビリオン一つ頂くこととして、その代わりと言っては何だけれども、救護所の設営をこちらでしますよという話になっていたわけですよね。そっちの運営というのはどうだったんですか。三根:これは、全国から医師と看護師、医師1名、看護師2名、もう期間中途切れなく派遣しました。これはやっぱり3カ所の診療所があるんですけれども、そのうちの1ヵ所を日赤が担当したわけですけれども、これを担当したということが、毎日毎日日替わりで入場証を出す、そのやっぱり裏付けになったんじゃないかなと思うんです。やっぱりそれだけ協力してくれるんだから、万博協会も、日赤が言うことだから、毎日毎日、134人道研究ジャーナルVol. 4, 2015