ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015東浦氏けでした、本当、奇跡的に。洪:で、私も実は、こうやって10年前を振り返ると、さっきのピュアな物差しのチャンスというか、こんなケースってないなって。要するに本当にあり得ないチャンスだったというのを与えてもらえたことこそ感謝でした。田島:そういうことをおっしゃられると、三根さん、つらいな。三根:もううれしくなる。田島:それが何で今の赤十字に本当に生かされているかどうかという反省になってくるね。井上:そうですね。今、洪さんがおっしゃった感謝なんだけれど、僕は自分たちの壁になった人たちも含めて、あれが終わった後は感謝なんですよ。ああいうチャレンジが自分の前に立ちはだかった。「なぜナレーションがないんだ」と言った人も含めて、やっぱりそういうことがあって自分が鍛えられて、それで成功に導かれた。そこも含めて感謝ですね。そういう気持ちになれたんですよ、あのパビリオンというのは。人間を寛容にするというか。洪:最後、並んでいて見られない人の拍手も多分感謝だと思うし。三根:ああ、そうかもね。僕はやっぱり人道って、ヒューマニティーっていいますけれども、その人道の敵というのはね、やっぱり無関心であるし、想像力の欠如であるし、僕はそういうのがね、今ここに充満しているんですよ。本社の中に。田島:本当ですね。三根:それを言いたいなと思って。もうちょっとやっぱり原点に戻らなければいけないなと。東浦:長時間にわたりまして、皆さん方、本当に今日は有り難うございました。人道研究ジャーナルVol. 4, 2015139