ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015づる赤十字の心』、1999(平成11)年3月、日本赤十字社、155-162頁)参照。なお、同訳・著には、蜷川のThe FactsAbout the Formation of the League of Red Cross Societies, 1926が「赤十字社連盟の成立の実状」として翻訳掲載されている。連盟の75周年記念誌として出版されたDaphne A. Reid, Patrick F. Gilbo, Beyond conflict ? The International Federation of RedCross and Red Crescent Societies, 1919-1994,において、引用されている蜷川論文は上記のFacts About The Formation of theLeague of Red Cross Societies, Tokyo ,1926だけである。蜷川が5国会議でジュネーブ条約改定が必要と発言したこと(p.34)、2月のカンヌ会議に参加したこと(p.37)、1919年4月末にICRCのMiss Cramerから彼女のホテルに呼び出され、話が違うと言われたのに対して、蜷川が説明。この説明を聞いた後、彼女から“You shall do as you please”と言われたと、蜷川が前掲の1926(大正15)年発行の著作で書いていること、そして1919(大正8)年5月5日の赤十字社連盟発足の際の5社代表の記念撮影に納まった蜷川が掲載されているだけである。2013(平成25)年にOxford University Pressから出版されたJulia F. Irwin, Making the World Safe - The American Red Cross anda Nation’s Humanitarian Awakeningという書籍が手許にある。このなかの5. Rebuilding Europeの項には、赤十字社連盟設立の経緯が描かれているが、蜷川の名前は残念ながら見当たらない。人道研究ジャーナルVol. 4, 2015171