ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies

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概要

The Journal of Humanitarian Studies

Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015【人道研究センター・ニュース】1.日本赤十字社の歴史的事業にかかる一次史料の整理(1)日本赤十字社事業における歴史的事項の調査既報のとおり、平成25年度に各支部から聞き取り調査対象者及び史料の収集と研究のためのネットワーク要員の推薦を受け、平成25年(2013年)11月末、ネットワーク要員との協議会を開催した。平成26年(2014年)度には、赤十字の6大学の研究員とネットワーク要員の協力により、以下の聞き取り調査を実施した。日本赤十字看護大学では、川原研究員が神奈川県支部のOB小島祐康氏とともに、神奈川在住の元救護看護婦の聞き取りを実施した。川原研究員はさらに岐阜県へ出向いてビルマへ派遣された元救護看護婦に対する聞き取りを行った。日本赤十字秋田看護大学では、平成26年(2014年)6月の倫理審査で「救護看護婦の聞き取り調査」が承認され、新沼研究員を中心に聞き取りを実施した。センター運営会議において、運営委員長である富田日本赤十字社事業局長のイニシアチブで、元救護看護婦の聞き取りについては、日本赤十字看護同方会メンバーの方々の協力を仰ぐこととなり、浦田同方会会長との協議に基づき、東浦センター長は同方会の常務理事会に出席し、協力方依頼をした。(2)本社・支部などが所蔵する史料調査本社・支部において、OB/OGであるネットワーク要員が6大学の研究員らによる史料調査促進のためにセンター長から支部事務局長宛に「史料調査への協力依頼文書」が佐賀県支部、北海道支部へ発送された。日本赤十字北海道看護大学では、尾山研究員を中心とし、一次史料の存在の確認とリスト作成が進められている。日本赤十字九州国際看護大学では、佐賀県のOB、樋口浩康氏の協力を得て、支部保管の一次史料調査が進められている。(3) ICRC/連盟などが所蔵する日本赤十字社に関する史料の目録作成・収集のための調査ワシントンDC郊外のアメリカ国立公文書館に所蔵されているアメリカ赤十字文書中の日本赤十字社関係文書及び連合国最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)の公衆衛生局(PHW)史料のうち、赤十字関係、看護関係の一次資料について、東浦センター長が2014年8月6日~13日まで出張し、調査・収集に当たった。さらに、センター長と日本赤十字看護大学川原研究員は、2015年2月8日~16日まで同国立公文書館へ出向き一次史料の調査収集を行った。204人道研究ジャーナルVol. 4, 2015