ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015参加者へのゲーム説明内容説明ファシリテーターは、ゲーム内容を参加者に説明したあと、参加者をチーム分けし、各チームリーダーに紹介します。パスポートハッダー国内を移動する間、参加者は兵士、民間人、人道援助スタッフ(これら全ての人々は紛争に巻き込まれている状況にあります)の役を演じながら色々な場所(チェックポイント)に立ち寄ります。ゲームを始めるにあたり、参加者は、ゲームでたどるコースが示されたパスポート(付録参照)を受け取ります。このパスポートは、領土内を移動する際の許可証になるので、常に携帯しておかなければなりません。パスポートには必要事項を記入してください。また、参加者には、国際人道法の基本ルールが書かれた小冊子「戦闘における行動規則」4が渡されます。ゲームの終了紛争と裁判が終結し、国の再建をもってゲームは終了します。各チェックポイントをクリアすると、各チームは、ハッダー国の地図を表すパズル(付録参照)を受け取ります。参加者はテーブルの上でこのパズルを組みあげた後、感想などのコメントを残すことができます。パズルのピースの数は、チームとチェックポイントの数によって決められます。多人数のグループでゲームを行う場合このゲームは、標準的な参加人数である32人(8人×4チーム)を超えて実施することも可能です。1つ目の方法は、ゲームを2交代制にすることです。各チェックポイントで、1つのチームがゲームを行っている間、もう1つのチームはふりかえりを行うことができます。これにより、チームの数を2倍にすることができます。もう1つの方法としては、各チェックポイントで複数のチームが同時にゲームをすることです。これにより、全チームが一緒にふりかえりを行うことができます。スタッフの人数が足りない場合は、チームリーダーは置かず、それぞれのチェックポイントのファシリテーターがふりかえりを行います。この場合、各チームは、チームの中から選出されたメンバーの指示のもと、自分たちでコースを進んでいきます。大勢のグループの場合、「裁判」は、(被告人の数が増え、裁判の手続きにかかる時間が増えるため)多少時間が長くかかります。したがって、小規模グループで行うことのできる「全体のふりかえり」を選択した方が良いでしょう。4ICRCが発行している戦闘員用ハンドブック”Code of Conduct for Combatants”人道研究ジャーナルVol. 4, 2015215