ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015チェックポイント:狙撃兵目的?紛争時の日常生活がいかに困難であるかを認識すること。?民用物と軍事目標を区別すること。人材と資材?狙撃兵を演じるファシリテーター?ゲームの進行を監督するファシリテーター?参加者が隠れることのできるコースを作るための資材?色付きスカーフ(複数枚)?パズルピースシナリオ参加者は、紛争で荒廃したある町に到着します。参加者は、水や食べ物を探すために通りや公園や空き地を横切り、ファシリテーターに指定された場所にそれらを持って帰らなければなりません。狙撃兵は、動くものには全て発砲するため、狙撃兵から見られないように離れたところまで走り、指示された物を持って帰らなければなりません。ゲームの進め方コースは、チームの参加者の間でリレーレースのように編成します。コースには、参加者が狙撃兵の銃弾から身を守るため(逆さにした机、木やドアなどの)障害物を背景として用意します。参加者の人数にもよりますが、ファシリテーターは、同時に複数の参加者を走らせることもできます。参加者は、それぞれ違う色のスカーフを受け取ります。スカーフは、狙撃兵が狙いをつけられるように、よく見える場所につけます。狙撃兵はスカーフが見えるたびに、その色を大きな声で言います。色を言われた参加者は、発砲を受けたと見なされ、スタートラインに戻り、やり直します。3回撃たれたら「死んだ」と宣言し、ゲームから外れます。もし参加者が、探していた物を持って帰る途中に撃たれたら、それをその場において離れ、もう一度、撃たれないように取りに戻らなければなりません。目標は、制限時間内により多くの物を取ってくることです。参加者は、一度に1つの物しか取ってこられません。ファシリテーターは、参加者が配置された障害物に隠れることが非常に困難であることを踏まえて、簡単に彼らを死なせないように配慮しなければなりません。注記:このチェックポイントでは、双眼鏡や無線機があれば、より複雑なコースの設定が可能です。ふりかえりこのチェックポイントでは、とりわけ人道法が適用されていないとき、紛争時に民間人が遭遇す220人道研究ジャーナルVol. 4, 2015