ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015評価?兵士の任務遂行の義務を明確にするため、軍事的効果を簡潔に評価する?裁判のための評価チームは20ポイントを持ち点としてゲームを開始する。?民用物を1つ倒すごとにマイナス2ポイント、撃っても倒れなければマイナス1ポイント?参加者があらゆる危険を回避するためにまったく攻撃をしない、あるいは10回(全ての軍事目標を倒すために必要な最低限の砲撃数)未満の攻撃の場合は、例え民用物を1つも攻撃しなかったとしても、スコアは半分の10ポイントとなる。民間物が1つ以上攻撃された場合は上記と同様のマイナス2ポイントとなる。適用される国際人道法のルール?攻撃:紛争当事国は、常に民間人と民用物、そして軍事目標を区別しなければなりません。それらを殺したり破壊したりすることは禁止されています。攻撃は軍事目標だけに厳しく制限されているのです。軍事目標とは、その性質、位置、使用目的が交戦相手の軍事行動に有益で、戦略上、破壊することが自国にとって明らかに有利になる物です。民用物とは、軍事目標以外の物です。通常民用物(学校、教会、住宅など)であるものは、たとえ軍事目標かどうか疑わしい場合でも、民用物として取り扱われます。攻撃が禁止されているもの?民間人?民用物?住民の生存に不可欠なもの(食糧、農業地帯、灌漑設備など)?文化的、宗教的施設?破壊すると一般住民に甚大な被害を与えるような施設(原発、ダム、堤防など)?自然環境に広範囲で長期にわたる甚大な被害を与えるような方法や手段を用いること?病院や医療施設?捕虜収容所注記:この禁止事項は、例えば学校が武器を隠す場所として使用される場合など、交戦相手の軍事行動に有利に使われる場合は、適用されません。この場合でも、一般住民を保護するために必ず事前に通告することが必要となります。(例えば、夜間に学校を攻撃するなど)民間人や民用物を盾にとることや、(学校、病院、宗教施設などの)民用物を軍事目的に使うことは禁止されています。民用物や軍事目標への無差別攻撃は禁止されています。224人道研究ジャーナルVol. 4, 2015