ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015チェックポイント:裁判目的?国際人道法に違反すると、処罰があることへの認識を高めること。?違反に対する処罰の必要性について認識を高めること。?ゲーム中の行動について評価・指導を与えること。人材と資材?各グループにチームリーダー1名?3名のファシリテーターがそれぞれ裁判官、検察官、弁護士の役を演じる?裁判所らしくするための物(机、演台、裁判官などの衣装など)シナリオ全てのグループが同時にこのチェックポイントに参加します。まず、裁判所らしく設営した部屋で裁判が始まるまで、チームリーダーを中心に各グループで待機します。ゲームの進め方?裁判の準備:各グループにおいて、チームリーダーは、ファシリテーターが“捕虜”“狙撃兵”そして“人道援助”での行動について、国際人道法に違反した罪で逮捕されたことを説明します。その後、チームリーダーは、グループのメンバーに戦争犯罪者を裁判にかける必要性について考えさせるまえに、どうすべきだったのかを尋ねます。そして、ファシリテーターの間違った行為について、書き出させます。グループごとに、裁判で彼らの考えを発表する代表者を選びます。次に、チームリーダーは、その日のコースにおいて記入されたグループの評価書を検証し、それらの結果に基づいて、犯された違反行為を提示します。すなわち、?チェックポイント「負傷者」:デルダー国軍の負傷兵を収容しなかった、または、軽症のハッダー国軍兵を先に収容した。?チェックポイント「砲撃」:一般住民や保護されるべき施設(学校、病院、文化施設、教会、捕虜収容所、原子力発電所、赤十字施設)を爆破した、または、一般住民や戦闘を放棄した人間を銃撃または攻撃した。?チェックポイント「軍司令本部」:一般住民に過度の損害をもたらす軍事目標を攻撃した、捕虜に報復した、武装していない一般住民を殺した(あるいは殺すことを命じたり、許可した)、15歳未満の子どもを徴用した。チームリーダーは、参加者が裁判中に法廷で主張することを見つけられるように手助けし、できるだけ自由に発言させて下さい。例えば、負傷者を丁寧に搬送すること、参加者の年齢が若いこと、軍司令本部での上官命令などに関してヒントをあたえることもできます。238人道研究ジャーナルVol. 4, 2015