ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015国際機関(国連難民高等弁務官事務所、世界食糧計画、EC人道援助局)や非政府人道機関の増加がもたらすもの○○激しい資金調達競争○○コーディネートの問題○○時折起こる目的や方法に対する違いや論争現場(フィールド)における制約○○支援受益者選択の基準設定○○ニーズと慣習に対する援助の適応○○特定の人々の配分対象からの除外とその結果生じる事業実施上の困難これらの新しい課題に対し考えうる対応法的手段の存在:国際人道法(特に第1追加議定書第89条参照)7○○ひとつには、条約締約国には違反行為を処罰することや、(国内司法権や国際刑事裁判所などに起訴されるべき事件を容認することによって)戦争犯罪の処罰を免れることを阻止する行動を起こすことの、条約zz上の責任と義務があることを思い起こさせる当然の義務があります。○○他方、政治的問題に対する人道的解決はありえないが、中立の人道スペースは、ぜひとも保護されなければならないことに留意しつつ、(赤十字・赤新月国際会議、人道援助機関と政治指導者との調整会議などの)政治指導者と人道支援リーダー間での対話を強化することが望ましいのです。○○最後に、様々な人道援助機関の使命が混同することを避けることが重要です。‐それは、互いが補い合う方法を強化し、NGO(非政府組織)のための「行動規範」を策定し、要員の地位や専門性を強化するということを意味します。71977年第1追加議定書89条:諸条約又はこの議定書の著しい違反の場合には、締約国は、国際連合と協力して、かつ国際連合憲章に従って単独て又は共同して行動することを約束する。人道研究ジャーナルVol. 4, 2015243