ブックタイトルThe Journal of Humanitarian Studies
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The Journal of Humanitarian Studies
Journal of Humanitarian Studies Vol. 4, 2015その国立公文書館ビルの南北の入り口には各2つの像が建っています。南側には、Heritage(遺産)とGuardianship(守護)、北側にはPast(過去)とFuture(未来)という4つの像です。それぞれ、「The heritage of the past is the seed that brings forth the harvest of the future」、「Eternalvigilance is the price of liberty」、「Study the past」そして、「What is past is prologue」です。この最後の言葉は、ご存知の通り、シェークスピアの「The Tempest(あらし)」の第2幕第1場におけるAntonioのセリフです。「いままではその前口上」1です。そのセリフの先には「what tocome / In yours and my discharge .」(「これからがあなたと私の出番です。」(小田島雄志訳)とあるのです。(アメリカ国立公文書館カレッジ・パーク館を訪ねて、2015年2月14日東浦記)1朝日新聞2003年9月20日付けの「天声人語」には、次のように書かれています。「公文書館の入り口にはシェークスピアの言葉「Whatis past is prologue」が掲げられている。演劇のせりふでいえば『ここまでが前口上』か。『過去はプロローグ』と解すれば、歴史の上に未来が築かれるの意で、いかにも歴史の番人、公文書館にふさわしい。」人道研究ジャーナルVol. 4, 2015281