ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

「産婦がいても他科が優先になってしまう。看護師の配置が変わったということもあって、助産業務プラス看護業務があり二人分で負担が大きい。」「2年半前に突如、産科から内科などの混合病棟に配置転換になり、この9月にまた産科にもどったばっかりです。2年半前は、うまく関われないということがストレスで行き詰まっていたところで配置換えだったので、産科から離れることはつらかったが、そのストレスからは解放された。急遽、人手不足のため産科に戻ってきたが、もどってきたから変えていけるのかなという思いと、変えられないのかなという思いがあって・・・」「自分の専門性を発揮できないというジレンマがある。助産師の仕事はすごいと言われたいのに、認めてもらえないことがつらい。看護師と夜勤をやると手をわずらわせないようにと考えてしまう。なるべくギリギリに呼んで、早く時間を切り上げて通常業務に戻ってもらうとか考えていて、産婦に寄り添うということができていない。ケアをしたいのに、もどると、「何をやってんの?」と言われつらい。」「病院の中で助産業務が認められていないよねっていう気持ちがずっとありました。今も疾患の人が優先ですから・・・。」「この4月から師長になれといわれた。助産師としてのキャリアプランも何もなく、自分の中の底が何もないという申し訳ない気持ちです。」「自分の職業経歴は今後にも影響するということだったが、私も産科の後、NICUに行けと言われ、小児科にもいったし、小児科で骨をうずめようと思い、助産師としてはもういいかなと思ったら、やっぱりもどりなさいと言われ、今さらと思って助産業務もどうなのかなと思っていた・・・」「私はA病院で助産師として11年働いて、一般病棟に4年、新生児病棟に4年行って、今、教員をして5年になります。私の助産師生活はどちらかというと目標をもってきたというより、周りの方に人生の扉をあけてもらったというか機会を作ってもらったような、そこにたまたまそちらの方にいったというか来てしまったような、良かったとは思うのですが、そうした自分の姿勢というか、47歳で50歳を目前にして今後どうしていこうかなと思っていてモヤモヤした気分・・・」「歳がいくと息苦しくなってきて、上に行きたくないというと看護部から白い目でみられるような感じで、そんな息苦しい気もあり産科に戻ってきた。」「興味のある内に興味のある場所に行かせてもらえたら良いなあと思う。戻ってきたときに後輩に「よかったよ」と紹介できるし、合併症が多いとかそういう時に役立つなと思う。病棟が変わったりした時に、後ですごく役に立つと教えてくれる人がいるといいですね。つらい思いをしながら堪え忍ぶより、発想の転換ができるとよい。」【キャリアの積み上げ】目標をもち、自分が〔どうなりたいのかのイメージ〕をもちたい。学習したいことがたくさんあるのに何もできないことにモンモンとした思いをしている。しかし、辞めたくなることがあるが、〔キャリアを積む〕ためには〔仕事は辞めない〕と答えていた。一方で、妊娠- 9 -