ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

表9フォローアップ調査の結果助産師としてやりたいこと、どうなりたいかについて、自分の課題・臨床経験の後、いずれは教員として働くことに興味がある。・スタッフの人員不足で何も変わらない・助産師が中心になって行う分娩のケアがしたい。・情報収集不足で、周りに目がむいていなかった。・夢は開業です。・目標や夢は見つからず変わらない。うまくいっていることがない。・・中堅として任せられることが多くなったが、助産師不足、医師の理最初は大きな病院で学び、いずれ個人病院でゆっくりお産をとりたい。同じ解がない。時間外業務が多く、家庭のことができない。リセットできような道を歩み楽しそうに働いている方の話を聞いて夢が広がりました。ない。4)考察本研究では、助産師のキャリア開発に対する意識について、フォーカス・グループ・インタビュー法による調査を行った結果、助産師のキャリア開発に関する意識が明らかになった。・後輩を育てたい。助産師を目指す人を後押ししたい。・仕事、家事、育児と忙しく、仕事に集中できない。・母乳育児や子育て支援等に関わりたい。・仕事もプライベートもと思うと思うようにできない。・ケアの対象にゆとりをもって関わりたい。・行動に移す決意ができない。・将来、地域で家族も含めて支援したい。・分娩をしたくない新人助産師教育に悩んでいる。・妊産婦の求めに対応できる助産師になりたい。・研修にもあまり参加できないでいる。・研修にたくさん参加したい。もっと勉強したい。・自分の人生の転機のタイミングをいつにすべきか心がゆれている。・働くスタッフが働きやすいようにしたい。・病棟運営に精一杯で、スタッフに助けられている。また次もと思ってもらえるような病院にしたい。・学生がキャリア開発を意識して活動していけるように動機づけていきたい。・自分が学んだことや持っている技術を学習会を通しスタッフに伝え理解を得るように心がけている。・よく話を聴くように心がけている。・子育ての時間をもっととりたい。・自分の理想に近い形で働いている。・地域での活動をしていきたいが、実行に移すにはまだ時間が必要。・まだまだ経験不足だ。・満足したお産をしてもらえたときは自分も満足である。キャリア開発に対する考えの変化があったかどうか・仕事をし続けるということもキャリアだと聞いて、仕事を辞めないで続けていこうと前向きな気持ちになれた。・今は育児を優先し頑張ればいいと言ってくれたのが自信になった。・転機まで多くの知識、技術を身に付けたいと思うようになった。・変化ははっきりとはない。・自分のやりたいことが見えてきた。・中堅としての役割を考えていきたい。・日々の業務での経験や人との関わりの積み重ねが大切だと思う。・周囲のバックアップが必要だと思う。・具体的にどんなことをしたいのか考えられるようになった。・自分の話を聞いてもらうこと、他の人の話を聞くことで新しい発見ができた。前向きな気持ちになれた。・様々な年代の助産師が集まったことで、それぞれの悩みが共感でき分かり合えた。心が満たされた。・・日常業務をこなしながら定年をむかえと思っていたが、みんなの話を聞いて視野が広がった。・現状に満足せず、様々な学習をしているという刺激をうけ、また頑張ろうと思った。・色々な年代で考え悩むんだと感じた。経験を重ねながら仕事プライベートを両立させたいと感じた。・現状を変えることができず、周りのせいにしていたが、自力で切り拓いていかなければという意識が芽生えたと思う。尊敬できる方々が周りに沢山いることに気づかされた。勧められても管理職を望んでいなかったが、自分の考えを進めるには師長になる選択もあるのかなと思うようになったが、分娩もしたいという気持ちもあり悩んでいる。(1)研究協力である助産師の特性対象者の選定は、勤務先、年齢、経験年数に偏りがないように県内病院等看護部長に依頼した。その結果、県北地区、県央地区、県南地区から偏ることなく推薦され、テーマに関心のある助産師21名の協力を得た。診療所勤務1名、教育機関勤務が1名だったため助産所勤務の助産師の思いも聴くことができたら、より多様な意見を収集することができたと考- 16 -