ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

実施することで、どのような介入を行なえばベトナムの若者の望まない妊娠、性感染症、性と生殖に関する知識、意識を変容させ、行動に繋がるかを明らかにすることを目的とする。本研究は、今後ベトナムにおいて性行動が活発化し始める年齢である高校生の現状を正しく把握し、早い時点での対策を検討することで、若年層を取り巻くリプロダクティブヘルスの問題を明らかにし、ひいてはベトナムの公衆衛生政策の立案に資することが出来るという意味で、その意義は大きい。また、これらの調査結果を日本国内外へ研究論文として発表することで、国際社会における共通認識として周知することができ、ベトナム政府の公衆衛生政策に資するだけでなく、我が国のODA等への行政提言の基礎的資料とするなど国際協力の一助とすることによって、ベトナムの公衆衛生レベルの向上に貢献できると考える。2)研究方法1対象申請者が24年度に行なった第一次調査*に高校2年生として参加した者のうち、25年度に高校3年生に進級した者を対象とする。*第一次調査:協力機関であるベトナム保健行政機関(Ministry of Health Center forPopulation Information and Documentation, General Office for Population and FamilyPlanning)より紹介を受けた、ベトナムの首都ハノイの3つの公立高校(Qunga Trung highschool、Cau giay high school、Tran Hung Dao high school)に通う各校の人数および男女比がおおよそ等しくなるように無作為抽出された計1672人を対象に、申請者が行なった質問紙調査。2期間平成25年4月?平成26年3月3場所ベトナムの首都ハノイの3校の公立高校(Qunga Trung high school、Cau giay highschool、Tran Hung Dao high school)4介入方法保健介入は、研究者およびベトナム保健行政機関の担当者と事前に打ち合わせをし、保健介入方法について研修を受けた高校教員を介して行った。保健介入には第一次調査の結果をもとに作成したパンフレット(英語で作成し、公衆衛生学および思春期学の専門家のスーパーバイズを受けて内容を詳細に検討した後、ベトナム保健行政機関の担当者がベトナム- 22 -