ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

回虫卵陽性率は、学校2で0%、学校3で6.4%、学校6で4.7%と一桁台であった。その他の学校では、20~50%代でばらつきがあり、最も陽性率が高かったのは、学校5の51.6%であった。鉤虫卵については、陽性率が最も低かったのは、学校4の30%で、最も高かったのは、学校1の80.4%であった。その他は40~70%台でばらつきがあった。鞭虫卵については、陽性率が最も低かったのは、学校6の16.5%、次いで、学校2の19.5%であった。最も高かったのは、学校5の62.9%であった。その他は、30~50%台であった。表2介入前の検便による虫卵検出結果(3)各介入群別の介入後の検便結果2012年5月と2012年10月に、介入1として、学校1256の4校には、通常のMDAから、MBZ100mgの6回投与法に変更をした。その後は、通常のMDAとして、MBZ500mgの1回投与法を4~5月と10月に継続してもらった。投薬直前の検便結果を経時的に、表3に示す。なお、表中の色塗りは、前回値よりも陽性率が上昇したものである。1 A群の結果(学校12:複数回投与+手洗い群)A群は、2012~13年の年間2回投薬方法をMBZ100mgの6回の複数回投与に変更し、学校での手洗いを実施した。学校1は、ベースライン93.5%から徐々に減少し、70.4%になった。学校2は、ベースライン57.5%から1度半減したものの、その後やや増加し、29.3%であった。回虫卵は、学校1では、ベースラインの23.9%から一時増加したものの、2014年3月には、7.4%まで減少した。学校2では、ベースラインの0%から、順次増加がみられるが、わずか3名の感染であった。鉤虫卵は、学校1ではベースライン80.4%より、徐々に減少し、25.9%であった。学校2では、ベースライン49.4%から一時増加がみられたものの、17.3%まで減少した。鞭虫卵は、学校1でベースラインの39.1%から増減を繰り返し、最終的にやや増加し40.7%で- 37 -