ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

上記に記したように、本学は3つの国際看護学演習(フィリピン・ジュネーブ・アメリカ)を開設し、平成24年度から国際救援コースを立ち上げた。入学後の選抜(1学年20名)で、国際活動や英語に関心のある人が国際救援・開発協力コース(以下、救援コース)に入ってきているが、毎年数名の学生が辞退をしていく現状がある。そこで、本研究の目的は、救援コースの学生が認識している困難とそれへの対処行動を明らかにし、必要とする支援を明らかにすることを目的としている。それによって、以下のような意義があると考えている。1)国際救援コースを選択した学生の人材育成を検討するための基礎的な資料となる。2)国際救援看護師として、卒後にも継続して自己啓発していくための資質について検討でき、卒後の継続教育方法にも生かすことができる。3)本学(赤十字の看護教育)の特徴を生かす教育体制作りの一助となる。(2)教育・研究事業の方法1)デザイン:半構成型面接による質的帰納的研究2)対象:。日本赤十字広島看護大学の国際救援コースに在籍している学生のうち研究趣旨に同意し、協力をしてくれる学生とする。平成24年度:平成24年度時点で2年から4年生、約60名のうち約15名平成25年度:平成25年度時点で2年生(平成24年度の1年生)約20名のうち約5名*平成24年次に入学した学生は、本研究の趣旨に従い1年間の教育を経た後に調査をする。3)期間:平成24年11月~平成25年6月4)内容:インタビュー内容は、1国際救援コースを選択した理由、2国際救援コースの教育に関すること、3他の必修科目の教育に関すること、4感じているストレスは何か、5それに対してどのように対処行動をしているのか、6必要とするサポートは何か、である。*なお、強制力がかからないように、単位認定者が直接にインタビューをすることがないようにするため、学年毎に面接員を考慮する。そのため、トレーニングをした研究協力者(教員であるが、直接の単位認定者ではない人、あるいは大学院生)2名によりインタビューを行う。その際に、面接員によって相違がないように、インタビューガイドを作成し、事前にトレーニングを行う。5)データ分析:自由記載については内容分析する。(1)救援コースの学生が認識しているストレスを分析する(2)各学年で、何かストレスとなっているのかを分析する。- 64 -