ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

(3)どのような対処行動をとり、サポートが必要なのかについて分析する。6)倫理的配慮:学生を対象とする研究であるため、特に強制力がかからないように次のような配慮をする。?研究開始にあたっては、日本赤十字広島看護大学研究倫理委員会の審査・承認を受ける(承認番号:1212)。?調査協力依頼については、口頭と書面で説明をして、同意書を取る。その場合に、単位認定者ではない研究協力者が説明を行い、強制力が加わらないようにする。?調査への協力は自由意志である。参加途中からでも、取り消したい内容(部分)があった場合にはその内容(部分)を削除し、協力ができない場合にはそのデータを削除する。?調査への協力の如何によって不利益を被ることがない。?インタビューに要する時間は約40分程度である。?インタビューは、単位認定者ではない研究協力者が行う。?回答内容は統計的に処理し、個人名が特定されることがないように配慮する。?聞き取り調査結果は、研究報告書ならびに看護系学会・専門誌等で公開の予定であるが、その場合にも個人名が特定できないように配慮する。(3)教育・研究事業の結果本調査に協力をしてくれた学生は、平成24年度9名(2年生1名、3年生2名、4年生6名)、平成25年度5名(2年生)の計14名であった。1)基本属性:平均年齢は21.3歳(19~28歳)で、性別は全員女性で、英語の関心については12名(86%)が関心を持っていた。この中には、高校までに海外留学やホームステイをしている学生も3名いた。また、国際救援コースとしての1・2年生のカリキュラムはほぼ全て取得しており、3年生になってから受講する国際看護学演習については、フィリピン、ジュネーブ、アメリカのいずれか一つあるいは二つを受講しており、イギリスの語学研修も受講している学生がいた。2)動機:救援コースを選択した動機として、5つのカテゴリーを抽出できた(「国際救援活動への興味」、「英語が好き」、「国際的な交流が好き」、「英語を使ってケア活動をしたい」、「その他」)。もともと国際救援活動に興味があると回答した学生は、救護看護師になるために選んで本学にきたと話しており、JICAの見学、マザーテレサの伝記を読んだことや、実際の国際救援活動をTVで見ていた。また、複数回の渡航経験を持っている学生がいた。一方で、英語は得意ではないが、「国際的な交流が好きだから」という学生もいた。また、高校時代から英語が好きだったということも動機となっており、「英語を使ってケア活動を- 65 -