ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

4)対処行動:学生たちは、さまざまな方法で対処していた。分析した結果、3つのカテゴリー「自己コントロール」、「仲間と思いを共有」、「目標達成に向けた自己研鑽」を抽出できた。「自己コントロール」では、自分なりのストレス発散方法を会得しており、多くの学生が複数の方法を提示できていた。また、「仲間と思いを共有」しあうこと、つまり、将来の夢を語り合うことによりお互いに切磋琢磨でき、辛い実習でも継続して英語学習を継続していこうという思いを持ち続けることができたという学生もいた。「目標達成に向けた自己研鑽」では、自分で目指すイメージを持ち、自己責任として自己啓発をするように努力をしていた。具体的には、英語塾に通ったり、ラジオ英語の年間購読をして、毎月配送されるテキストを見るたびに、思いを強くするように自分に課していた。表4.学生たちの対処行動カテゴリーサブカテゴリー自己コントロ・自分なりのストレス発散方法(カラオケや旅行など)があるール・自分なりのストレス発散方法(踊る、音楽を聴く等)がある仲間と思いを・仲間と一緒に英語の勉強をすること共有・同じ目標を持つ仲間がいて協力しあうことができた・英語学習について友人からのアドバイスがあった・同じ道を進む仲間がいること目標達成にむ・自主的に情報を収集しているけた自己研鑽・自分で決めたことだから最後までやろうという気持ちがあること・目指す自己像をイメージすること・自分で選んだので自己責任として自己啓発をすること5)サポート:期待するサポートとしては、5つのカテゴリー「英語学習の継続的な支援」、「定期的な評価」、「ロールモデルがいること」、「特化した研修会の開催」、「経済的な支援体制」を抽出できた。上記のように自己努力をしている中で、大学側に期待するサポートとしては「英語学習の継続的な支援」を求めていた。英語サークルに入っている学生もいたが、週1回のサークル活動を3年次以降も継続できるようにすることを望んでいた。また、2ヶ月に1回ペースで国際救援や災害看護に関するランチョン・セミナーを開催しているが、そのセミナーは継続し、さらに様々なイベントを企画してもらいたいということが語られた。さらに、身近なところで「ロールモデルがいること」を望んでおり、教員だけではなく近隣の赤十字病院に在職している看護職を招聘していくことを期待していた。また、- 69 -