ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園教育・研究及び奨学金基金」にかかる教育・研究事業報告書

「2年目の方の話を聞いて、あー、私も若い時はそうだったな。ハハハ、母乳育児に燃えていた時もあったのに、だんだん熱意も薄れて、最近はミルクでもいいのではないかと思ったりして、だんだんこう興味をなくして、やる気のある方がまぶしく見えて、日々何事もなく過ぎればいいなあと」「結婚して子どもが生まれたらそちらが優先で、自分でやりたいことがいっぱいあるけれどできないことが多くて自分のなかで悩んでいたんです。」「私も入ったころはすごくやる気があって、結婚し子どももいて下の子が1歳半で、夜泣きとかもしていて体力的にも疲れていて、親も病気したりして、今は働いていることが精一杯で、あんまりこう助産師としてどうとか考える余裕がなくて、どうやったらモチベーションをあげられるのかなっていうのが最近の悩みです。」「病棟にいて外来へ行く曜日が決まっていて、その日の夜に夜勤に入るように勤務が組まれていたんです。その時すごくやりがいがあって、日中の内診所見で子宮口が開いていたら、今晩が入院かもと予測できたりする。すると、今夜夜勤なので夜に待っていますねと継続した感じの仕事ができた時期があった。継続的に看れた時に楽しかったなあと。」【キャリアに対する今の思い】3年未満の経験の浅い助産師は〔業務に慣れること〕に精一杯で余裕が無く、自分の〔キャリアプランは考えることができない〕。3年以上になり業務に慣れると助産師は悩み始め、5年以上の助産師は、〔ステップアップの方法がわからず〕、先が見えない、まあいいかとなり、〔自分の成長が実感できない〕と答えていた。〔仕事と家庭の両立〕〔昇進を拒んだ息苦しさ〕を語ったものもいた。ほとんどの助産師が混合病棟勤務であり、〔助産師としての専門性を発揮できない〕、助産業務と看護業務の両方をおこなわなければならない〔負担〕、助産師の仕事を認めてもらえていないという〔承認されていないつらさ〕、〔医師への気遣い〕など様々な〔ストレスとの戦い〕といい、〔ジレンマ〕を抱えていた。(表3)「私も県外の研修会に足を延ばしていなかったので、骨盤ケアのセミナーに久々にお金をかけて行こうかなと思っているところです。とても楽しみにしていて、自分のモチベーシ- 6 -