ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
104/178

このページは 平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている104ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

スを明らかにすること」に対しては、検討会終了後に文章化されたデータを繰り返し読み、研究目的に沿った意味のまとまりとしてコーディングした。それらを繰り返し行い、意味内容の整合性を研究会メンバーで吟味した。吟味したコーディングデータを包括し、サブカテゴリーを抽出した。抽出された複数のサブカテゴリーの意味を包括するカテゴリーを抽出し、現象に名称をつけた。さらに、カテゴリーの表す現象を時系列に検討し、プロセスの構造化を行った。目的2の「構築された連携システムを記述すること」に対しては、検討会における話し合いの内容を基に、病院、介護老人保健施設、在宅の連携過程および連携に必要な医療・看護の記述を行った。7倫理的配慮本研究は、日本赤十字看護大学研究倫理審査委員会(2013-45)、日本赤十字社医療センター看護研究倫理審査委員会の承認を得た上で開始した。研究参加者に対して、研究内容、研究目的・意義、データ収集方法、研究への参加・協力が自由であること、途中辞退も可能であること、不参加の場合でも不利益が生じないことを口頭と文書で説明し、文書への署名による同意を得た。5)研究結果5)-1.連携システム構築のプロセス1研究参加者の概要研究参加者として、COPD患者のHOT導入に関わる医療従事者へ依頼し、6名が研究参加に同意した。研究参加者は、病院からは、呼吸器疾患患者が多く入院する病棟の看護師長、呼吸ケアチームに所属する看護師、呼吸器科医師、訪問看護師、退院調整担当看護師の5名であり、介護老人保健施設からは、看護責任者である看護管理者が参加した。2連携システム検討会の概要連携システム検討会は、計画段階では6回を計画していたが、計画を修正し5回の開催となった。開催概要は表1に示す。開催時間は全体で382分、平均76.4分であった。開催の参加人数は平均4.4人であった。- 102 -