ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

表2.データ数、サブカテゴリー数の概要データ数サブカテゴリー数第1回検討会43第2回検討会18621第3回検討会4511第4回検討会6116第5回検討会7818計374694連携システムのプロセスの構造抽出されたサブカテゴリーを、横軸を時間経過として各回、縦軸をサブカテゴリーを同意義で分類して抽出した【HOT導入の患者50】【機器管理22】【病院の役割108】【老健の制限39】【訪問看護の現状13】【介入方法104】【介入する上での課題17】【介入の効果21】の8つカテゴリーで整理した。その結果、図1、図2のような配置となった。会を経過するに従い、図2に示されるように、【HOT導入の患者】【病院の役割】【老健の制限】が徐々に少なくなり、【介入方法】とそれに伴うメリットとなる【介入の効果】、デメリットとなる【介入する上での課題】が広がっていく経過となった。これらから、連携システム検討会では、まず患者の現状について事例から現在のHOT導入の患者像が整理され、実際の【病院の役割】【老健の制限】の意見が多く、【介入方法】【介入する上での課題】【介入の効果】は殆ど出てこなかった。しかし、回を重ねるうちに、患者像や各施設の役割、制限については語りが徐々に減少し、逆に、介入の方法や課題、効果(メリットとデメリット)についての語りが増加していった。方法や課題について、最終回は具体性を増し、〔対象疾患によって移行プログラム適応か検討〕や〔患者と家族が施設移行することへ説明する難しさ〕などのサブカテゴリーから、実現可能性に向けての検討がなされた。5)-2.構築された連携システム1回目及び2回目の検討会において退院指導および退院支援について語られた内容を、入院から退院までのモデル図として作成した。そのモデル図を基に、入院から退院までの流れをフローチャートとして作成し、連携する上での課題を整理した。1退院指導・退院支援のモデル図の作成第1回目に語られた在宅酸素を導入して退院する患者の指導に関する現状と、第2回目に行った事例を用いた検討で語られた治療・指導・支援の内容をモデル図として整理した(図3)。その内容は次の通りであった。- 104 -