ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

3.第3段階:研究実施施設ICU患者家族対象面会についてアンケート調査(アクション前)アンケートを11人に配布し10人より返信を得た。有効回答率90.9%。それぞれの質問項目についての主要な選択肢の結果は、後述の第9段階で併せて示す。また、補問について、『集中治療室では希望どおりに患者様に面会できていると思いますか』の質問に対して点数が低い理由として、「一回の人数が制限されているため」2人、「一回の面会時間が決まっているため」1人、「面会時間以外にも会いたいため」1人、「わざわざ遠方からきても、他の病棟と対応が違うため気分的に気を遣います」1人であった。また、『面会の規定に対して、看護師の対応が統一されていると感じますか』に対して点数が低い理由として、「看護師によって説明が違い混乱したため」3人、「面会の規定通りに看護師が対応していないため」2人であった。またICUの面会についての自由記載による意見の要約を表5に示した。表5ICUの面会についての自由記載による意見(アクション前)?患者のベッドサイドに行くまでに、処置中の他の患者が見えることがあり、対処して欲しい。?もう少し患者の家族の痛みや仕事として勤務時間をこなすだけでなく、自分も患者の家族の一員になった時の気持ちで接してほしい。?出入り業者と思われる人がマスク無しで入っておられたのが気になる。? ICU前の家族待合い場所の環境をもう少し快適にして欲しい。4.第4段階:研究実施施設ICUスタッフ対象、面会についてアンケート調査(アクション前)アンケートを25人に配布し18人より回答を得た。有効回答率72.0%。それぞれの質問項目についての主要な選択肢の結果は、後述の第8段階で併せて示す。5.第5段階:研究実施施設のICU面会方法の改善(アクション)方法検討共同研究者間グループディスカッション上記第1~4段階までの調査結果から、共同研究者間グループディスカッションにて、研究実施施設のICU面会方法の改善(アクション)方法を検討した。まずは、これまでの調査結果をまとめ、研究実施施設のICUスタッフに報告し、状況の確認を実施することにした。そして、研究実施施設のICUの面会についての強みや弱みついてスタッフ全員と共有することで、研究実施施設のICUの面会についての弱みについて、問題意識をもってもらうことにした。その他にICUの面会オリエンテーション用紙の修正と、そのマニュアルの作成、患者のニーズの把握(上述の第3段階)による面会についての意識向上、スタッフ間での面会に対する対応統一化について、行動を起こすことが必要と判断し、各役割を分担し実施することにした。これには、共同研究者だけでなく、ICUスタッフからも意見を取り入れ協力を仰ぎながら実施することにした。6.第6段階:研究実施施設ICU面会方法の改善(アクション実施)- 123 -