ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
147/178

このページは 平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている147ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書1.研究テーマ腹膜透析および血液透析を受ける人と家族の体験をふまえた支援の構築-急性期病院での透析導入から通院生活を視野に入れて-2.研究者(所属)研究代表者:守田美奈子(日本赤十字看護大学)共同研究者:本庄恵子、住谷ゆかり、山元美乃(日本赤十字看護大学)石橋由孝、古川祐子、関根光枝、池田美里、加藤ひろみ、今井早良、渋谷紋子(日本赤十字社医療センター)榊原哲也(東京大学大学院)3.要旨血液透析開始後1年半~2年の維持期にある患者の体験と、透析療法を受ける患者家族の体験を、半構成的インタビューを用いて明らかにした。血液透析を受ける患者の体験では、【突然の導入】、【仕方ない】、【生活や社会関係の変化】、【傷つき体験】、【飲水の社会的意味】、【慣れた感覚はまだない】という6つの特徴が見いだされた。血液透析を受ける患者家族は、患者が透析導入をしたとき【突然、いきなり透析】という衝撃を受けたり、【洗脳されていく感じ】と透析療法を徐々に受け止めていた。また、患者の体調不調や透析のトラブル等に戸惑いを感じたり、【腎移植】をめぐって葛藤していた。高齢患者をケアしている高齢家族では、【介護する人の健康が大事】と健康に気を配っており、【心配なことは医師や看護師に聞く】、【自分はわからないから医師に任せる】と医療者に支援を求めたり任せることで、安心を得ている家族もいることが明らかになった。4.キーワード透析療法、患者・家族の体験、支援の構築5.研究報告別紙参照別紙1.研究進捗状況1)研究テーマ- 145 -