ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

3共同研究者としてではなく、講義もしくは演習のみを担当される先生には、研究成果を公表する際に、許可を得て、謝辞にお名前を記載させていただくことⅥ.結果および考察A.参加者数の概要参加者数は、48名(うち2名は講義のみ)で、講義、演習(実習指導案の作成、リフレクション)、実習指導(実際に指導案を実施してみる)に参加し、全体の4/5以上の出席した46名に修了証を発行した。プログラムの中でオプションだった、他施設での実習指導場面の見学へ33名参加、大学内での技術演習の見学へは、延べ52名(複数回参加した人あり)だった。B.結果および考察結果および考察は、「大学と実習施設が協働企画運営する実習指導者研修プログラムの評価1―実習指導者研修プログラムについての質問紙調査から―」、「大学と実習施設が協働企画運営する実習指導者研修プログラムの評価2―実習指導研修プログラムの参加者の体験―」、「大学と実習施設が協働企画運営する実習指導者研修プログラムの評価3―大学での技術演習見学の体験―」、「大学と実習施設が協働企画運営する実習指導者研修プログラムの評価4―他施設での実習指導見学の体験―」、「大学と実習施設が協働企画運営する実習指導者研修プログラムの評価5―実習指導のリフレクションでの学び―」のテーマでまとめた。これらの研究成果は、第15回日本赤十字看護学会学術集会にて発表予定である。1.大学と実習施設が協働企画運営する実習指導者研修プログラムの評価1―実習指導者研修プログラムについての質問紙調査から―a.はじめに看護学実習は、看護基礎教育において重要な学びの場である。私たちは、赤十字の理念を基盤として、実習を通して学生が「ケアしケアされる」体験をすることを大切に、教員と実習指導者が連携して学生指導にあたることができるよう、定期的に会議を開催するなど工夫を重ねてきた。実習で学生が効果的に学習するためには、看護基礎教育機関と臨地実習施設のさらなる協働と連携が重要とされているが、看護協会などで実施されている実習指導者養成の研修は、定員数などに限りがあり、学生指導を担当する看護職員全員が受講できる状況にはない。そこで、大学と赤十字系の実習施設が協働し、実習指導者養成のための「実習指導者研修プログラム」を構築することとなった。「実習指導者研修プログラム」は、講義、実習指導案作成(演習Ⅰ)、実習指導の実施、- 161 -