ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
164/178

このページは 平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている164ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

実習指導のリフレクション(演習Ⅱ)で構成され、希望者は実習指導見学や学内技術演習見学ができる約半年間のプログラムである。本研究は、本研修プログラムについての評価を質問紙調査の結果から明らかにすることを目的とした。b.研究方法(1)研究デザイン量的記述的研究(2)対象者本研修プログラム修了者46名のうち、質問紙の提出をもって研究参加の同意が得られた43名(回収率93.4%)。(3)データ収集方法研修プログラム(平成25年6月~平成26年1月)終了後に、無記名自記式質問紙を配布し、回収箱にて回収した。質問紙は、講義、演習、実習指導の展開、学内技術演習見学、リフレクションについて4段階で回答を求めた他に自由記載欄も設け、対象者の属性と研修プログラム全体に関する意見、要望、感想についての自由記載を含む計45項目から構成された。(3)分析方法記述統計量を用いて、回答の傾向を調べ、自由記載の内容とあわせて研究メンバーでディスカッションを行いながら、データの解釈をした。(4)倫理的配慮日本赤十字看護大学研究倫理審査委員会の承認を得た。また必要時には、研修受講者の所属する施設の倫理審査委員会の承認も得た。c.結果対象者は、20歳代が44.2%、経験年数は7~10年が37.2%だった。病院内の役割は特にないと回答した者が62.8%だった。(1)講義について講義について、すべての講義で「役に立った」「やや役に立った」と回答した者がほぼ100%を占めた。特に「実習指導概論」は、「役に立った」という回答が86.1%であった。自由記載には、「実習指導概論は具体的でわかりやすかった」などのコメントがあった。(2)演習について演習について、「役に立った」「やや役に立った」と回答した者は、実習指導案作成については90.7%、実習指導のリフレクションについては95.3%だった。自由記載には、「自分自身の指導の振り返りになった」「意見交換ができてとても参考になった」などのコメントがあった。また、「日々の指導案は業務負担となり、なかなか書けない」といったコメントもあった。- 162 -