ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書1.研究テーマ陸前高田市介護家族サポート事業~第2フェーズ~2.研究組織(所属・職名・氏名)研究代表者:日本赤十字広島看護大学講師村田美和(平成26年4月~熊本赤十字病院看護師長)共同研究者:日本赤十字広島看護大学教授眞崎直子准教授村田由香講師山本加奈子3.要旨岩手県陸前高田市では,東日本大震災の影響により要介護・要支援認定者が増加する一方,施設や介護人員不足による福祉サービスの供給不足により,要介護・要支援者を抱える住民(介護家族)の負担が増加している。本研究は,地域の高齢者を住民自身で支える相互支援を推進する介護サポートボランティア養成を目的に,地域包括センター事業の一環として養成講座を実施した結果を報告するものである。同地域で活動する他団体との現状把握し,3回の養成講座を開催し,述べ62名が参加した。認知症の早期発見や日常生活援助技術を学び,自宅での介護に役立て,さらに5名は講座での学びを活かし,介護施設でボランティアを実施することができた。参加者は,何らかの形で地域の役に立ちたいと思われており,ボランティアへも意欲的であった。今後は,より参加者を増やすとともに,ボランティアの役割の明確化,主体的に参加できるシステム作りなどが課題である。4.キーワード東日本大震災復興支援介護予防健康生活支援5.研究報告1)研究の背景・目的平成23年3月11日の東日本大震災の発生以降,被災地では日本赤十字社(以後,日赤とする)を始め多くの医療救護,生活支援活動がなされた。各団体の撤退後,陸前高田市での日赤本社の看護ケア班の支援を引き継ぐ形で,平成23年10月~平成24年3月にかけて,日赤6大学による看護ケアプロジェクトによって「集いの場」を提供することを前提に,それぞれの大学が得意とする分野の支援を独自に計画・実施された。平成23年12月には陸前高田市の復興計画が策定され,平成24年度からは災害サイクルの慢- 15 -