ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

康増進・介護予防を目的に行った要介護者・要支援者を介護している住民対象とした集団・個別による教育的介入,そして平成25年度は,3年目の陸前高田市での健康増進・介護予防支援のプロジェクトである。平成23年度の介護家族対象のハイリスクアプローチ,平成24年度のポピュレーションアプローチをさらに拡大して,平成25年度および26年度は地域住民で要介護者,要支援者,介護家族を支援することを意図に介護サポートボランティア養成を目的に陸前高田市役所地域包括センター事業の一環として養成講座を実施した。そのプロジェクト評価と介護家族のサポート,住民の健康と介護における相互支援のソーシャルキャピタルの向上とボランティア派遣システム構築を目指した仕組みづくりの一助とする研究を行ったので,ここに報告する。本研究の目的は下記の3つである。1東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市の介護する人,介護を受ける人ともに,心身の健康を保持しつつ日常生活が送れるよう,住民の相互支援を目的とした教育的視点から介護サポートボランティア養成講座を実施する。2事業評価を通し同市の介護サポートボランティア養成にかかる内容,方法,活動に関するニーズとボランティア派遣システム構築における課題を明らかにする。3同市の健康および介護におけるソーシャルキャピタルの現状を明らかにする。2)方法(1)対象者:陸前高田市地域住民。市役所を通じて介護ボランティア養成講座参加を公募し参加した住民(2)実施期間:平成25年8月から平成26年3月(3)実施内容とデータ収集方法介護ボランティア養成講座は,講義と実技演習を伴う研修会方式でおこなった。地域現状とニーズ調査では,陸前高田市保健医療福祉未来図会議に出席し,陸前高田市の復興の現状,要介護者や介護家族の問題等の把握のために他団体の活動状況の情報収集および平成24年度の本学の活動報告とともに平成26年度の活動予定について意見交換を行った。その意見をもとに,3回の介護サポートボランティア養成講座を開催した。1毎回のプログラムの講座評価アンケート毎講座に閉会前に講座プログラムへの関する評価として意見と感想,今後のニーズに関する無記名自記式アンケートを実施した。会場出口に回収箱を設置し,同意の意思を記載し,アンケートを投函したことをもって同意を得たものをデータとし- 17 -