ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

よりより復興支援を目指すために開催されている会議である。平成25年度の第1回目の会議として,各団体からの本年度の活動計画の報告がなされる,本会議において,本学の平成25年度のプロジェクトである「平成24年度陸前高田市介護家族サポート事業」の活動内容の報告と,今年度の活動計画について報告を行った。未来図会議終了後,陸前高田市包括支援センターの担当者と,平成25年度の事業として自殺予防のゲートキーパー養成事業と,認知症サポーター養成事業の2つを柱にした市民ボランティア養成事業を提案したが,双方とも市として取り組みが始まっている事業であること,もっと一般的な内容のものを希望するとの意見を頂き,事業案の修正を検討することとなった。(2)介護サポートボランティア養成講座その後,陸前高田市役所担当者とメール会議を重ね,介護職員が不足している介護施設への入所者や,介護保険サービスの対象にならない軽介助を必要とする地域の高齢者の簡単な身の回りお世話,見守り,話し相手などを行う住民ボランティアを養成することに決定することとなった。学内会議で,平成25年度の本事業は,認知症を含め,加齢に伴う心身の変化と,その基本ケアである「水分,食事,排便,運動」をテーマに講座を開催することとした。陸前高田市と日程調整を行い,表1の日程と内容で介護サポートボランティア養成講座を実施した。参加人数も標記のとおりである。表1「介護サポートボランティア養成講座」実施状況第1回第2回第3回開催日平成25年8月26日(2時間30分)平成25年8月27日(2時間30分)平成25年11月18日(4時間)平成26年3月6日(2時間)参加者数内容(講座タイトル)「高齢に伴うからだと心の変化を知る」23「認知症を早期に発見するために」「見守りとコミュニケーションの工夫」23「おいしく安全に食べる工夫」「からだを動かすことへの手助け」「身体を清潔にすることへの手助け」9「気分転換(リラクセーション)の工夫」「おトイレの工夫」「認知症について知り、地域で支えよう」7 1年の振り返り,わかちあい第1回養成講座日程:平成25年8月26日(月),27日(火)活動内容参加者は各日ともに23名で,そのうち仮設住宅からの参加は6名である。40歳代から80歳代と幅広い年齢層の参加で,全員が女性であった。ほとんどが介護経験者であり,現在,自宅で実際に介護をしている,あるいは過去に経験のある方,もしくは介護職として勤務している,あるいは勤務していた方が半数以上を占めた。これらの介- 19 -