ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

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概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

2日間通しての講座の評価では,23名中16名のアンケートを回収,回収率は69.6%であり,16名全員が「良かった」と答えている。自由記載では,「和やかな雰囲気で学べた」「実技でコツやポイント分かった」「自分の技術を再確認できた」「新たな知識が習得できた」などの講座の内容の評価とともに「自分の生活習慣を見直す機会になった」「今後の自分の道を知るきっかけとなった」と,自己の健康管理への手助け,介護支援を実践したいという参加動機で語られ,参加者へのニーズに応じることが出来たことが明らかとなった。また,「新しい人との出会い」であるとも記載があり,講座に参加することで,「仲間づくり」の場となり,介護者同士,介護ヘルパー同士,震災前から住んでいる方と震災後移り住んできた方との交流の場となっていることがわかり,介護スキルの講座以上の意義深いものとなっていた。時間配分では,16名中15名(93.6%)が「よかった」「どちらかといえばよかった」と答えている。しかし,自由記載では5名(31.3%)が「時間が足りない」と答えており,1講座1から2テーマでの内容とし,実技を中心に進めていくことが必要であることが分かった。写真1食事介助のポジショニング講義風景第2回養成講座日程:平成25年11月18日(月)活動内容参加者は,全員女性であり,40から70歳代であった。「身体を清潔にすることへの手助け」では,入浴での注意点と,シャワー浴時の工夫,熱布清拭,石鹸清拭,清拭剤を使用した清拭などの方法があり,介護を必要としている方の状態に応じて方法を変えることを説明した。全員で,ナイロン袋とコップ1杯のお湯で作るホットタオルを作成し,自分の身体に当てて,清潔だけでなく,温罨法としても効果が期待できることを説明し,全員で実技演習を行った。また,部分浴(手浴・足浴)は,清潔の保持だけでなく,リラクセーション効果も期待できることを伝えた。足浴は,参加者の- 21 -