ブックタイトル平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

ページ
46/178

このページは 平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書 の電子ブックに掲載されている46ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

平成25年度「学校法人日本赤十字学園赤十字と看護・介護に関する研究助成」研究報告書

研究報告書Ⅰ.研究テーマ赤十字病院の包括的地域連携モデルの追跡研究-地域診断、インタビュー等による地域健康課題分析-Ⅱ.研究組織(所属・職名・氏名)研究代表者:日本赤十字広島看護大学地域看護学領域教授眞崎直子共同研究者:柏原赤十字病院看護部長雛倉恵美〃日本赤十字広島看護大学地域看護学領域講師松原みゆき〃日本赤十字広島看護大学地域看護学領域助教森本千代子〃日本赤十字広島看護大学地域看護学領域准教授西地令子〃日本赤十字広島看護大学地域看護学領域講師森マツエ〃日本赤十字広島看護大学地域看護学領域助教林真二Ⅲ.要旨【目的】医療崩壊の危機を乗り越えた赤十字病院の取り組みから、医療機関から見た地域診断を行い、地域の関係機関と連携をとるためのシステムのあり方を明らかにすることを目的とした。【方法】柏原赤十字病院およびその住民ボランティアを対象にフォーカスグループインタビューおよび行政によって公表されている既存のデータにより、1年後の追跡を行い、質的帰納的分析研究を行った。【結果】病院職員は、退院支援活動が活性化し、地域包括ケアに向けた取り組みを赤十字病院の強みを活かして取り組んでいた。ボランティアは、病院の中に入り込んだ活動を展開し、患者とつながっていることで、看護師との協働を感じ取っていた。【結論】医療崩壊の危機を乗り越えたことで、病院職員が一丸となって、地域ケアを意識化し、赤十字病院職員の果たす役割を感じ取っており、ボランティアと共にその強みを発信していくことが重要であると思われた。Ⅳ.キーワード医療崩壊、地域医療、地域診断、住民との協働Ⅴ.研究報告1.研究の背景・目的高齢者人口の増加、医療技術の進歩による医療費の高騰に伴い、在宅ケアが推進されている。国の在宅医療・介護あんしん2012では、「在宅医療・介護」の推進に向け、各都道- 44 -